【自殺の動機:4類形】
- カテゴリ:人生
- 2013/10/14 07:45:32
自殺の原因は色々あると思います。
私が習った理論では、ほぼ精神的に何らかの疾患を抱えている。。。と考えて良いと習いました。
要するに「鬱病」であったり、それに類する状態である・・・
と言う事でしょうか。
生き物には自己保存欲求が本能的に有り、自分から命を立つシステムは健常な状態ではあり得ないから。。。という考えからだと思います。
なかには、例外的な自殺もあると思いますが、ほぼ精神的なバランスを崩している事は間違いないと思います。
では、「自殺をする程の精神的なバランスを崩す理由」とは、一体どんなものがあるのでしょうか。。。
これを一生懸命研究した「エミール・デュルケム」と言う社会学者がいました。
このデュルケムさんによると4つの根拠が挙げられています。
①利他的自殺 : 所属する集団内の絶対的な服従から起こるそうです。
例えば警察官の殉死や、戦争中の日本の特攻隊などがこれに当たると思います。
これは別名、集団本位的自殺とも言い、個人の意思が無視された形と言えますね。
自殺と言うよりは「他殺」に近い自殺かも知れませんね。
②利己的自殺 : これは過度な孤独感や焦燥感、そして集団から隔絶された心理から起こる自殺と考えられます。
一般的にはこの利己的自殺が一番多いと考えられている形かと思います。
これは別名、自分本位的自殺と表現されています。
③アノミー的自殺 : これは社会的規則や規範がない状態で起こる自殺と言われています。
簡単に言うと「満たされた状態」であっても、人の欲求とは果てしないものです。
その膨れ上がる欲求を満たす事が出ず、ついには、その幻滅と絶望感で自殺を起こすと言われている形です。
歴史上の権力者が晩年に不可解な行動に出る事例などがこれに当たると思います。
④宿命的自殺 : 社会の規範が厳しいあまりに、自分の欲求を過度に抑圧して、自殺に至ってしまう形と言えます。
例えば、一昔前の日本では男女の関係も厳しい時代がありました。
そんな時代に、仮に妻子ある人を好きになってしまったとします。
そんな自分を必要以上に追い詰めて自殺を選んでしまう、と言った形でしょうか。
現在も男女関係に厳しい国では、女性が浮気をしたら死刑だとか、割礼の風習が残っており、女性は貞操が守られていないとダメだなど厳しい規範で人を追い込む外国もありますね。
以上の4つが人を自殺に駆り立てる要因なんだそうです。
いずれにしても自殺は思考が一方的に入り込んでいる状態が多いものです。
いわゆる「心理的視野狭窄」ですね。
そこで重要になるのが、話をできる相手がいるかどうか?が課題の一つになって来ると思います。
厳しい規範のある国でしたら、話は別ですが、日本だけで考えれば相談する行政機関も色々あるものです。
大学時代の仲間に「いのちの電話相談員」をしている者がいます。
。。。彼からこんな話を聞いた事が有ります。
「死にたい」。。。「自殺する」。。。と言った電話がきたら、スグに止める様な話はしない。。。そうです。
「あなた様は今、自殺をしたいくらい、苦しい思いをしているんだろうから、まず、その話を聞かして欲しい」。。。と話し始めるそうです。
そして、自殺以外に道が無いのかを一緒に考えるそうです。
電話を切る最後には「自殺をしないと約束してくれますか?」と言って終わるそうです。
彼は電話の前に座って「相談の電話待つ」わけですが、電話は鳴りっぱなしだそうです。
ちなみに年間で75万件以上の相談があるそうです。
とにかく「悩んだら相談」が基本だと私は思っています。
それが、私達、人間という生き物の特徴の一つなのですからね。。。
今日も読んで頂き、有難うございました。
結局自分が他の人にとって必要なのかどうなのかわからないので
過度に心配することをやめました。
ここの周りの人達が自分が困っていたら助けてくれたんですよ、
それが心の支えというかみんなやさしいんですよね。
おかげで今は異常に前向きです。
そんな大切な人達をこういった事で失う事が一番怖いです。
心理カウンセラーさん、こんにちは!!
いつも興味深いお話をありがとうございます。
自殺、重いテーマですね。最近では自死と呼ぶように
しよう、なんてことも聞いたりしますが、あまり
印象は変わらない気もします。
色々あって投げやりな気持ちにもなって、自ら死を
選ぶことはないけど、長生きしたくはないな、なんて
思ったりもしていますが、死ぬなら健康的に早死に
などと矛盾した生活を送っています。
ともあれ、今日の日記を読ませていただいて、まだ
まだ追いつめられていないんだな、と自分自身
ホッとした次第です(笑)。
「鬱病」の母は 本人は全く気付いていないのですが、人間関係を煩わしいと思う性格なので 心から話せる友人がいないように思います。娘の私ですら 母の偏った考え方には閉口せざるをえない時があり うまく 話しができません。だれにも「相談」できないことが 母の鬱病の原因かもしれませんね。
「聴き役」は 素人にはとても難しく 特に身内のこととなると 客観視できずに ついついアドバイスや考え方の工夫を提案してばかりで、前にすすめないでいましたが、 ヒントをいただいて助かりました。
まずは 母の話を「聴く」ことが 大切ですね。
ありがとうございました<m(__)m>
一人きりでは生きられないけど、問題の多くは一人きりで無い時に発生するなんて、なんか皮肉なものですね…。
また一つ勉強になりました☆
どのダイヤルに回しても繋がらず、HPを必死に探してとある小さな施設の相談員の方と話をしました。
何を話したのか忘れてしまったけれど、その人が電話越しに必死に耳を傾けてくれていた事を覚えています。
今はですね、
何であの時あんなに思い詰めていたのかまったくわかりません。
でも、死にたくなった人の気持ちはよくわかります。
人に話すととりあえず落ち着着ます。
一人ぼっちじゃないって思いたい、私もw
情報があるカウンセラーさんのような方が自殺をすることなんて、まずありえませんが、もしあるとすれば、それは薬による精神疾患におちいることだと思います。現在のほとんどの精神病院は、うつ病の相談に来た患者に、うつ病になる薬を処方しているのですから、自殺を予防しようと考えてるとは思えません。わたしはあることのために、身近に何人も大量の薬を処方された方々をみてきましたし、その中の数人が自殺をしたことも聞いています。薬は、情報さえも関係なくすような状態にされ、麻薬よりも薬がほしくなる薬も存在します。もし、薬を飲むのであれば、これは麻薬よりもこわいとおもって飲むべきだと思います。躁うつ病というのは、薬でしかありえないという医者もいるぐらいですからね。長くなってすみませんでした^^;