Nicotto Town


心理カウンセラー


【投影と言う心理】

私が中学一年の時の話です。


授業が終わった放課後に担任先生と友達数人で楽しい雰囲気で雑談をしていました。



その時の話の内容は覚えていないのですが、「一日一善!」と誰かが言った瞬間!担任の先生が血相を変えて激怒しました。


当時、テレビのCMで笹川良一と言う競艇会の代表的な人物が良く「一日一善」とテレビで言っていました


それを担任の先生は普段から心の奥で何か納得できないものがあったようです。


しかし、「一日一善!」と言った生徒は何が何だか訳がわかりません。困惑するばかりです。


みんな、一気に静まり返り、誰も先生の怒りの原因がわからないままでした。


。。。。今思うと、恐らくフロイトの言う「投影」と言う心理的な防衛規制に近い状態だったのでは?。。と今の私は思い起こしています。


この投影とは「自分の耐え難い感情や衝動、思考などを不当に他者に帰属させることを言う。」とフロイトは言いました。


チョットわかりにくいですが、例えば自分が相手を憎んでいると、「きっと相手も私を憎んでいる」と勝手に思い込んだり、「あいつは冷たい奴だ」と言った場合、自分の中の「本当は冷たい人間なんだ」と言う自分の耐え難い感情を相手にぶつける事などを言います。


極端な言い方をすれば八つ当たりに近いと思います。


しかし、この八つ当たり。。。とても深い深い意味が存在している場合があります。。


話を中学時代の先生に戻しますが、これはあくまでも私の憶測ですが、「一日一善!」と聞いただけで怒った先生は、「バクチを平然と運営している反社会的組織の大親分が一日一膳なんて間違っている。。。」と言った内容を怖い顔をして先生は言っていた記憶があります。


これは、先生の心の奥に「自分はもしかして偽善者的な部分は無いのだろうか?。。。」と言う耐え難い自分の感情や思考が無意識に自問自答を繰り返して、たまたま、「一日一善!」と言った言葉で「スイッチが入った」。。のか?と私の考えですが感じました。

周りの人が特に気にもしない事でも「自分は凄く頭にくる」と言った場合や、。。。。そして何故か自分だけムキになる事。。。。


。。。など、相手が悪い場合も勿論ありますが、周りが誰も気にしていない事や、怒っていない事を自分だけ執着している場合、心の奥に何かあるのかもしれない?。。。と私は自分の事を考えるようにしています。

人と会話をしていたり、普段の生活の中でも「突然怒る人」と言うのは、時々ですが出会う事が私はあります。



このような事を、単に「相手にぶつける怒り」で終わらさずに「なんで自分はあの時、あの話で不愉快な気持ちになったんだろう。。。」と可能な範囲で考えてみるのも自分探しになると思います。


ただ、これは、とても難しい作業だと思います。


何故なら、こう言った感情を持っている時と言うのは「相手に怒りを向けている最中」なわけですから、冷静に自分の心に意識を集中させて、怒りの原因を「自分の中から探し出す」と言う作業をするのは、かなり修行チックな過程を踏む事になると思います。


しかし、この作業は難しい反面、原因を探す事に成功すると同じ様な事で「怒りのエネルギー」を使わないで済むと思います。


私も自分だけが執着している事や怒っている事があったのですが、その原因をつかんだ時、その事で怒らなくなりました。


別の表現をすると「生きやすくなった」。。。と私は感じています。


「100%自分原因説」と言う本が売っていますが、私は自分だけに100%悪いとまで思えるほど人間はできていませんが、自分に降りかかる感情的な動きは、いずれにしても自分側に何らかの要因もある・・・と私は感じています。


少し話が飛びますが、女優の遠野なぎこさんという方、ご存知でしょうか?


彼女のブログや出版された本には母に対する憎しみや悲しみ(取り合えず憎しみと表現しておきます)がギッシリ詰め込まれています。


母親とも全く会っておらず、居場所も不明で絶縁状態のようです。


そんな遠野なぎこさんですが、一人の自立した女性なわけですから、もう会う事も話す事も無いお母さんにこだわる事はないはずです。


しかし24時間、ずっと母親の事を考えている様に私は感じます。。


むしろ母親を離さないのは遠野なぎこさんのようにすら思えます。。。(チョット意地悪な言い方を今しています。)


これは親子の関係ですので「憎しみ」と言っても心の奥では「お母さんとやり残したの愛はどこにあるの?」と言う本当の自分なんだと思います。


特別支援学校の先生が「引きこもりで、さらに親に暴力を振るう子」に対して「家の中でやり残した事があるから家からも、親からも出られないのではないか?」と話されていた事がありました。


私も「やり残した事」・「自分の弱い部分や劣等感」などに自分のNGワードがたくさん隠されているはずです。。。。



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2013/11/06 16:57
お母様の呪縛?

私は劣等感の塊ですよ~それでいいとわ思わないけど
調子こくからまーいいかな~
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2013/11/05 23:46
遠野凪子さんって
どこの番組でもお母さんの事でプルプル震えて感情を抑えられないほどになってますよねー
最初はかわいそうにって思ったけど
こう何回も同じことを番組にしてると
いろんな人にもらってるアドバイスは
実行してないんだろうな。。。
なおそうとしてないんだあろうなあー
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2013/11/05 21:10
視点を変えると言うことでしょうか
自分が執着している事で怒っている事があったのですが、その原因をつかんだのですが、事の解決、対処がなかなかうまくいかず、怒りから、自分へのあほさ加減に失望し掛けましたw
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2013/11/05 11:06
>人と会話をしていたり、普段の生活の中でも「突然怒る人」
こういう人に会うとびっくりしますよね。

最近私はそういう場合、「この人どこか体の具合が悪いのではないか」と思うようにしています。(実際、歳をとってくるとこのパターンが多いので)

でも、その人が若い場合は体より心の問題ということになりそうですね。
つい二、三日前私は娘に向かって「私を悪者にしないでください。」というメールを送り返しました。私と娘の間にも「やり残した事」が有りそうです。
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2013/11/05 09:15
ふーむ。
「怒るのはよくない事(過剰反応は別として)」と思っていないので、自分はよく怒りますし、他人が怒っていてもああそう~と思いますね。
感情を抑圧する方が、かえって病気の引き金になると思いますから。

であるから、おたけびを上げられない現在ではカラオケボックスで絶叫もあり!ですかねw
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2013/11/05 01:45
普段ものすごく温厚なAさんが彼女と車でデート中に、他の車に後ろから迫られたあげく、その車が追い越して急に横入りをされて危うく事故になりかけたらしく、その車から男が出てきて文句を言いに来ました。そうすると彼が外に出たとたん、彼はものすごく、その男を殴り始めて、あまりの殴り方に彼女が必死で止めたらしいです。暴行事件として捕まった際、彼女が事情聴取で話したのは、普段は虫も殺せないような優しいひとで、どうしてああなったのか、まったく分かりません。ということでした。
こういったケースは少なからずあるようで、それらのケースを調べると、複数の出来事が重なった時、頭のリミッターを超えてしまい、本人も何を考えてるのか分からなくなるようですね。さっきのケースだと、彼女とデートをしていて、彼女との体裁を気にするのと、事故りそうになり、男が怒鳴り込んできた。それらが重なったことで、リミッターを超えてしまったのかもしれませんね。カウンセラーさんの先生ももしかしたら何か問題が重なっていたのではないでしょうか。そして、最後に「一日一膳」っていう普通の言葉でリミッターが超えてしまったのかもですね・・・。
わたしは、昔は叱ることも怒ることも出来ないような弱い人間でしたから、まわりを無難にバランスを取って、問題を先延ばしにして、逃げていました。でも、今は怒りはあまりないですが、叱ることは出来るようになったことで、そのリミッターのキャバを広げれていると思います。みなさんも自分の意思が飛ぶほどのキレる状態にならないように、普段から感情を出しておいてほしいと思いますね。現代人は感情を無くされた世界に住まわされていますからね・・・。



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