【ウェルテル効果】
- カテゴリ:人生
- 2013/11/10 01:14:36
今日、「精神保健の課題と支援」と言うテキストを見ていたら、こんな資料が掲載されていました。
平成23年度、小中学校及び高校生による自殺が年間で200人になってしまったとの事。
厚生労働省発表の推移を見ると年度ごとにジグザク型で自殺の増減が見られます。
減り始めたかと思うと、徐々に増加していき、そしてまた減り始める。。と言った感じです。
着目すべき点は、社会的現象で誘発されている傾向がある様に思われます。
例えば小中学校及び高校生による自殺が一度報道され始めると、続けて近似した自殺が起きています。
多感な時期でもある為に影響を受けやすいのかもしれません。
例えばアイドル歌手などが自らの命を断ち、ニュースなどで大々的に報道されます。。。。
すると小中学校及び高校生による自殺が厚生省の統計を見ると、その時期に自殺が増加している現象が現れています。
これは、「ウェルテル効果」と言われており、自殺報道に影響されて自殺者が増える事象を言うそうです。
社会学者、フィリップという人の論理で、特に若年層が影響を受けやすいそうです。
そう考えると「報道のあり方」も問われる様になるかもしれません。
報道一つで「引き金になってしまう」なんて。。とても怖いことです。。。。
「報道のあり方」・・と検索していて、「自殺を予防する自殺事例報道のあり方」が世界保健機関(WHO)から出されていることを知りました。
ちゃんと考えられていたのですね
だとしたら、報道に限らないのかな?
何人かの若者も後追いをしたと報道で大きく取り上げてましたね
報道って怖いわ~
心が弱っている時にそんな事、耳したら・・・影響もろ受けてしまう~
取り方側がしっかり見極めなければ・・・
タイムリーで、校舎窓ガラス割りがあったことを思い出しました。
関西の方で校舎のガラスが割られて・・・っていう報道の次の日曜日、まさか自分の校舎をTVで見る事になるとは・・・って思いました。
知る権利と、表現の自由と・・・もろもろが絡み合って難しそうですが、確かに報道する側も影響力についてもっと気を使う必要がありそうですね☆
ん・・・?ということは、良い報道が続けば、逆もしかりなのでしょうかね?
ということは、、中高生6年分だとおよそ2000人ぐらい。
実際は上の世代の自殺がとんでもなく多いということでしょうか。
指数としては、中高生はほかの世代に比べたら1/10ということですが、
一番守られている苦労の少ない世代なので、ゼロであって欲しいですね~
200という数字は少ないようでもあり、内容的には多いようでもある、、
命の多寡を数字だけで判定してはいけないですが、
対策できるところからゼロにして行きたいものです。
藤圭子さんが亡くなられた時も、しつこく詳細な報道が続き、実は自分も影響を受けて、体調が悪くなってしまいました。
普段、極力ニュースを見ないようにしています。
時代から取り残されてますが、精神衛生上仕方ないのです...
例のTwitterの事件。あれも長く続きました。
『やってはいけない事』をしている感覚が童心を擽るのでしょう。