Nicotto Town



読書ノート/海原育人さんの本5冊




読書ノート

「ドラゴンキラーあります」
「ドラゴンキラー売ります」
「誰かのリビングデッド1」
「誰かのリビングデッド2」
「誰かのリビングデッド3」
 
海原 育人  著



ドラゴンキラーシリーズは1&3で、2は未読です。

図書館で借りてるのでwww
なかなか沿う都合よくは手に入らないのです。

さて。

感想。

面白い。着眼点が。
リビングデッドシリーズもドラゴンキラーも。
と、同時に。
どちらも良太郎♪にとっては、
なんというか。。。
情緒がその。
薄いというか、
キャラクターが道具的というか。

リビングデッドシリーズの、リビングデッド、
デル君の扱いが・・・ちょっと。
確かに絶対に復活してくれる、
魔法的なイキモノで、何をしても大丈夫なのは
判っていても、それでも、
ちょっと。。。。。。

ドラゴンキラーシリーズでは・・・
ジン君の扱いがちょっと。
救いがなさ過ぎて・・・。

ネタバレますけど、
ジン君は幼少の頃は金持ちのヒヒオヤジに
身体を弄ばれ・・・でもしかし、
餓え、荒れ果てた世界で
贅沢な暮らしと教育を受けられた事を感謝しつつ
暮らしていたら、
声変わりを同時に捨てられて、
ソレからは家畜扱い。
挙句に、
生きるか死ぬかのとんでもないチャレンジを
強制され、運良く生き残ったら、
道具として誇られそうになったので…(中略)

此処まで可哀想なジン君に救いが欲しい。
物凄く欲しい。

にもかかわらず、物語は、
彼を死なせてしまうのです。
救いの無いままに。

うーん。
うーん。
うーーーーん。

人生というモノは、
時に残酷なものであり、
苦労したからといって報われる訳でなく、
真っ当に生きているからといって
真っ当な幸福が訪れるかどうかは判らない。というか
真っ当という意味すらあやふやな今日この頃、
幸福の定義すらもあやふやで、
そういうこと言い出すと
大変な思考の迷路に陥らずにはいられないわけですが、

現実は現実として。

物語では、
救われて欲しいのです。

現実がままならないからこそ、
物語の中では、

健気に頑張る人には
小さくても、幸せが訪れて欲しい。
心休まるひと時を与えてもらいたい。

という願いがデスネ。
良太郎♪にはあるのです。

極めて個人的な嗜好なんですけど。

と言うわけで。

この五冊。

ドラゴンキラーも
リビングデッドも、
主人公達には
大団円。
もしくは
ソコまではいえないけど、
それなりのハッピーエンドが
用意されてはいましたが・・・。

なんというか。

結婚は二人の問題ではなく、
周りの人間も巻き込んだ問題なのだ。

というのと同じで、

主人公達さえハッピーならソレでいいのか?

みたいな
後味の悪さというか。。。

が。
あったので、
個人的な評価は・・・

面白かった気もするんだけど…で、
☆二つ。
といいたいトコなんですが…
するんだけど…の…には
多分に気分悪いという気持が入っているので…。
だがしかし。
ソコまで残念さを感じさせるには、
ジン君たちのキャラクターの魅力もあったわけで・・・
そんなこんなで
☆1.5で。




★◆☆☆☆





良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。





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