読書ノート「追憶の夜想曲」中山七里
- カテゴリ:小説/詩
- 2014/04/05 03:08:47
✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿
読書ノート
「追憶の夜想曲」
中山七里 著
贖罪の弁護士御子柴礼司の物語パート2
冒頭数ページ。
ああ。またか。と
胃がキューッと痛くなりました。
あまりにも有名なあの事件を題材に使っている
この作品。
リアルタイムであの事件の成り行きを見た者として、
ミステリという娯楽の題材として利用する事に
抵抗を覚えずには居られないです。
・・・・あの事件の後…住んでいた街の隣りの市に、
加害者のご両親が逃げてきたという話を聞きました。
ホントに?と半信半疑ながらも、
人の口に戸は立てられないものなのだな。とも思い、
いやしかし、
まさか。と思う気持の中に、
万が一全く関係の無いおうちだったら、
身に覚えの無いゴシップに包まれたご家庭がある訳で、
大丈夫なのだろうか。
と心配したりもしたのでした。
さて。
その御子柴礼司はその辛い事件の加害者だった過去を
本当の意味で反省し、
贖罪の日々を生きている弁護士で…
そのあまりの苛烈な生き様が
凄い作品です。
犯した罪は決して消えない。
消えない罪を償い続ける強さ。
なんというか。
最近は政治家も親も教師も
大人も子供も責任を取るという言葉の
本当の意味を見失って
上滑りな、
違うと判っていて
金銭で解決しようとしたり、
儀礼上の挨拶で済ませようとしたりする事が
当たり前になりつつあって
じゃあどうすれば償いになると言うんだ?
と
逆切れする事で、
償い続ける事を放棄する
というのも良くあるというか。。。
そんな中、
この御子柴礼司の償い続ける生き様が
凄いです。
重くて辛くて
何度も読み返したい。
とは
到底言えませんが、
考えさせられる
作品です。
蛇足
個人的には、中山さんの
もう一つの人気シリーズ、岬洋介シリーズの
岬洋介さんのお父様が出られたのが
ちょっと嬉しかったです。
★★★★★
✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿
「追憶の夜想曲」
中山七里 著
贖罪の弁護士御子柴礼司の物語パート2
冒頭数ページ。
ああ。またか。と
胃がキューッと痛くなりました。
あまりにも有名なあの事件を題材に使っている
この作品。
リアルタイムであの事件の成り行きを見た者として、
ミステリという娯楽の題材として利用する事に
抵抗を覚えずには居られないです。
・・・・あの事件の後…住んでいた街の隣りの市に、
加害者のご両親が逃げてきたという話を聞きました。
ホントに?と半信半疑ながらも、
人の口に戸は立てられないものなのだな。とも思い、
いやしかし、
まさか。と思う気持の中に、
万が一全く関係の無いおうちだったら、
身に覚えの無いゴシップに包まれたご家庭がある訳で、
大丈夫なのだろうか。
と心配したりもしたのでした。
さて。
その御子柴礼司はその辛い事件の加害者だった過去を
本当の意味で反省し、
贖罪の日々を生きている弁護士で…
そのあまりの苛烈な生き様が
凄い作品です。
犯した罪は決して消えない。
消えない罪を償い続ける強さ。
なんというか。
最近は政治家も親も教師も
大人も子供も責任を取るという言葉の
本当の意味を見失って
上滑りな、
違うと判っていて
金銭で解決しようとしたり、
儀礼上の挨拶で済ませようとしたりする事が
当たり前になりつつあって
じゃあどうすれば償いになると言うんだ?
と
逆切れする事で、
償い続ける事を放棄する
というのも良くあるというか。。。
そんな中、
この御子柴礼司の償い続ける生き様が
凄いです。
重くて辛くて
何度も読み返したい。
とは
到底言えませんが、
考えさせられる
作品です。
蛇足
個人的には、中山さんの
もう一つの人気シリーズ、岬洋介シリーズの
岬洋介さんのお父様が出られたのが
ちょっと嬉しかったです。
★★★★★
✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿♥✿
良太郎の星の数は、
星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。
全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。