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読書ノート「旅猫Report」有川浩



読書ノート

「旅猫Report」
 
有川浩  著



最終章のいっこ手前のエピソードで、
もう助からない臭がする。
という一行を読んだ時点で、
読むのをやめればよかった。と
後々深く後悔しました。
・・・
思い出すのは、
田中ロミオ氏の名作「人類は衰退しました」
のとりわけ素晴らしい第一巻の冒頭部分にある、
人類最後の学び舎の卒業式における、
先生方の生徒を泣かせようとする
姑息かつえげつない言葉の選び方による
祝辞。

良太郎♪は、
泣く話が嫌いです。
泣かせるとわかっている話なら
絶対に読まない。

泣く映画とか泣く歌とか、泣く物語とか、
よく映画の宣伝で、
最後は滂沱の涙必至!!みたいな事を
抜かしやがる文句がありますが、
ああいうのは、
絶対に見ない!!
と、
心に誓ってます。


にもかかわらず、
歌とか、
あの「あいたい」でしたっけ?

今年も海へゆくって♪

て、あれです。

ああいうのは、
もうどうしようもなく
逃げ用もなく
タバコの副流煙よりも
悪質に垂れ流されて、
否応なく
泣かされてしまうという
罠があるのですが、

あれと似てました。


図書館の本はねぇ。。。

そこの図書館の方針にもよるんですが、
うちの市立図書館は
帯を捨てちゃうんですよね。
しかも。
ひどい時は、
折り返しのカバーまで切っちゃう。
だから、

運が良ければ、
そこにある、
これは泣かせる本ですよ。
という
重要なデータを削除されてしまってるんですね。

という訳で

ハマっちまったんですよ。

この罠に。

しゃくりあげるほど
泣かされました。

ガッデム!!!!!

二度と読みたくないです。
素晴らしい作品です。

素晴らしいからこそ泣けるのです。

んが。

それとこれとは
別問題。

ただ。
泣ける話が読みたい。という人には、
いいんじゃないでしょうか。

泣け!!!
号泣しろ!!!


言わんばかりの
名作です。

星の数は、
正当な評価なら5つでも
足りないんでしょうけども、
これは、
あくまでも良太郎♪の超個人的な
評価なので、
残り2つの星を◆に返させてもらいました。

素晴らしい作品です。
でも。
二度と読みたくないです。





★★★◆◆




良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。

 





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