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読書ノート/ビアンカオーバースタディ



読書ノート

「ビアンカオーバースタディ」
 
筒井康隆  著




あー・・・。
あんまり凄かったので、
他の方のレビューも読んで見ました。
ここに感想を書きに来る前に。

その結果、
あのキョーレツな内容は、
彼らしいシニカルな表現だったのであろう。
という、大変に好意的なレビューを多数発掘。
なるほど。
そう思えばいいのか。

・・・・・などと。

思うわけないやないかい!!!


なんといいますか。
あれです。

その昔、
腐女子の存在が取り沙汰され始めた頃、
腐女子受けを狙って書いたんだろうけど、
それ、致命的に間違ってるから!!!

みたいな、
すごい迷作が
ぽつぽつ現れて、
大変な時間と資源のムダ!!
と憤ったものでしたが、
それを彷彿とさせるものが。

なんといいますかね。
そら、ラノベの中には、
なんだかなー。という表紙からして,
これは違う世界の人が、違う世界の人に向けて書いた本だな。
と思わせるものがあります。

でもさ。
それはそれで
読む人がいるわけで、
筒井康隆が偉くて、ラノベがしょうもない。とは
正直言い切れないと思うんですよ。

良太郎♪はラノベもガンガン読みます。
学生時代から音楽の趣味と読書傾向の
乱れっぷりには定評がある方で、
なんだそりゃ?とよく言われたものですが、
どのジャンルにもそれぞれいいところがあるので、
こだわらなくてもいいんじゃないかと思うんですよ。

もちろん個人の好き好き趣味はあって当然で、
良太郎♪も、
ミニスカ貧乳ツインテールのツンデレ美少女が表紙の物語を
選んで読もうとは思わないですwww

でもそれは、その表紙や題名から
彷彿とされる内容が好みではないから出会って、
ジャンルライトノベル。だからではないです。

人類は衰退しました。

という田中ロミオ先生のかかれたライトノベルがあるんですけど、
これがすごい面白いんですよ。

人類は物語のはじめから衰退しきってて、
生き残った人々がほそぼそと、
退化しつつある文明の名残を利用しつつ、
人類の衰退と反比例して繁栄のイットをたどりつつある?
妖精さんと共存していく物語。

着眼点がすごいな!!と。

こちら巻を重ねられているのですが、
個人的な感想としては、
一環の突き抜け方が最も好きです。

とはいえ、謎だらけの妖精さんと人類との関係ですとか、
彼らの存在に関わる謎などが徐々に示されていく
続巻も興味深いのですが・・・。

と・・話がとっ散らかりました。

つまりですね、
言いたい事は、
門外漢が聞き囓った知識で
他ジャンルにこういう事をするな。と。

氏がどのような使命感に襲われて
このような作品を生み出したかは知りませんが…
玉石混淆(私の趣味に合うか否かという極めて主観的な玉石判断ですが。)
のラノベの中で、
これが作品としてどうだった?

聞かれて答えるならば・・・

☆☆☆☆☆

読んだ時間を返してくれ。

駆け出しアニメ監督の作品のプロローグにあるような、
繰り返しの描写によるお約束の場面が持つ安定感の演出的なもの等、
興味深いところも無きにしもあらずではありましたが、
それは77歳爺様の文章である。という大前提があるからこそのユニークさであり、
それを取っ払って作品としてみた時は・・・。

批判だかなんだか知らないですが、
それを言い訳にするのは馬鹿げてると個人的には思います。
稚拙さを装ったり、他の作品をあげつらいながらも
上質のコメディに仕上げることも、
上質のSFに仕上げることもできる作者さん達は
すでにちゃんと存在しているので、
御大が腰をあげずともよろしかったのではないかと・・。


今回のは・・・・あくまでも個人的な感想ですけど・・・。
単に文章も構想も稚拙な・・ごふげふごほ。。。。








良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。





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