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読書ノート/草小路鷹麿の東方見聞録他/草薙渉



読書ノート

「草小路鷹麿の東方見聞録」
「草小路弥生子の西遊記」
 
草薙渉  著



・・・久々にユーモア小説を読ませていただきました!!

面白かったー!

そして品が良かった。

なんというか。

その。
口語体の小説ってなるとですね、
書き手の思うところの日常会話が
使われるわけで、
つまり。

敬語とか丁寧語とかが存在しない、
良くネット世界に現れる、
「敬語使わなくて良いよ!」

フレンドリーさというか
幼い言葉遣いというかな
子供主人公の物語が
最近多いんですね。

良太郎♪
ライトノベルよく読みますけど、
ライトノベルの定義というのが
今ひとつわからない。

魔法科学的なファンタジーを扱っていれば、
ライトノベルか?

いや、
それらには、其々、
SFやファンタジーという名前が
ちゃんとあって、
現実の社会を描いていれば、
ライトノベルではないのか。
といえば、
それもちょっと違う気もして。

良くわからないまま読んできたのですが、

今回、
この作品を読んで思ったのは、
子供しか出てこない小説が
ライトノベルなのかもしれない。
ということでした。

いや、年齢的に大人も彩として、脇役として出ている。とか
いうのではなくてですね、

なんというか。
説教役とかではなくて、
主人公として大人である人。
子供じゃないもん。と駄々をこねる子供が主人公なのではなくて、
大人と呼ばれる事に気後れを感じつつ、
大人になろうとしている大人が出ている。
主人公として、もしくは、
感情移入が出来る対象として、
脇役ではなく物語の重要な要素として
描かれているそういうのが
あるのが
ライトノベルではない小説なのではないかなー?とか。

いや。
あくまでも
個人的な見解なんですけど、

今までは、わからん。
しかなかったのが、

私にとってはこういうことかもなー。と
思えるモノがあったので。。。

さて。

物語本体に全く触れてませんね。


えー。
物語は、
京都大原の山奥にある超資産家の
草小路家の長男、
鷹麿様と、
長女
弥生子様、
この深窓のご令息、ご令嬢が
生まれて初めて屋敷を出て
世俗にまみれてみる。という
冒険譚でございます。

面白かったーー!
そしてキヨラカで
品が良かったです。

感動!!というモノではなかったのですが、
もっともっと読みたいな。
繰り返し読みたいな。と
思わせる作品でしたので、
★五つ弱で


★★★★◆




良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。





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