Nicotto Town


心理カウンセラー


高機能広汎性発達障害

私の友達には発達障害と言われる人が何人かいます。

発達障害と言っても、本当に色々です。

普通に通学が可能であったり、社会参加が可能であったりしても「発達障害」と言う場合があります。

文部科学省のデーターでは、ひとクラスに6%程度は軽度の発達障害の子が居ると発表されています。。。

6%とは、結構な数字だと思います。

ひとクラスに2人位は居ると言う事でしょうか。。。

この資料は、うる覚えで恐縮ですが4万人の児童を対象に調査したデーターだったと思います。。。

かなり信憑性は高そうな実数だと思います。。。

さて、発達障害でも、今回は高機能の発達障害についてお話を書かせて貰いたいと思います。。。

この高機能発達障害の人の特徴ですが、まず発達障害である事を教えて貰わないとチョット、何が発達障害なのか良くわかりません。

私の友達の場合です。。。

まず、普通に会話もできます。。

自分の事を話したり、相手に優しい気持ちを持って接して来たり、ボランティアに参加したり。。。特に私から見て気になる所はありません。。。

しかし彼の説明では、次のような事が起こるそうです。。。。

バイト先でレジ打ちとかやっている時に急に、他の仕事を店長に言われたりすると頭の中で今ままでの思考が全く消える。。。。

また、レジでお客さんが並び始めると目の前の作業が、次に何をすれば良いのか想定できなくなる。。。

要するに、その場その場の対応に多少の難があるのかも知れません。。。

こんな事が続けば、彼はさらに自信を失い、もっと仕事に対し後ろ向きになってしまいます。。。。

雇用者側も難しい選択かも知れませんが、必ず彼には適所な仕事があると私は思います。

それからアスペルガー症候群の友達です。。。

彼は、車が大好きで大手の車メーカーに努力の末、就職しました。当然、障害者枠ではなく、普通の社員としてです。

しかし車好きの彼ですが、車に乗れません。

免許はかろうじて取得したようですが、一人で郊外を運転できないそうです。。。

それから周りの人に対する「雰囲気を読む」と言う事が物凄く困難で、気が付くと相手を傷つける言葉を発していたり、怒らせてしまったりと大変に苦しい毎日を送った経験があるそうです。。

そんな彼ですが、現在は人と話す時、普通に会話ができていると思います。

これは彼が自分の事を非常に研究し、話しをする時に「自分の感覚」ではなくシステム的に会話のキャッチボールを考えてするようにしているからだそうです。

ですので、そのルールを無視して自分の感情のままに話してしまうと、やはり相手を不快にさせる言葉が出てしまう事があるそうです。

私の考え方ですが、高機能の発達障害は非常に個性が強いだけ。。。とも私は考えています。。。

その個性で生きづらく、大変な思いもしてるのかも知れませんが、周りの人の理解があれば、全てとは言いませんがある程度の問題は解決されるように思います。

精神疾患に限らず、社会的に認識度の低い病態は余計な苦労を虐げられている様に思います。。。

うつ病一つとっても、私は罹患した事はありませんが、「体が怠くて動けません」とうつ病の方から言われれば、脳から活動するためのホルモンがストップしているのだから体が重くて当然だな、と考えられます。

また、夜眠れなくて、辛いんです。。。と言われれば、寝れない事への焦燥感の増加、そして脳内では眠る為の副交感神経にスイッチが入らず、日中の活動状態と同じ交感神経の活動のまま。。。と考えます。

この様に考えると、「体が怠いとかって、朝は誰でも怠いよ」とか。。。「眠れないなら朝まで起きてれば、その日の夜は眠れるよ・・」とか考えもしなくなります。。。

チョット理解できる幅を広げれば、その問題で苦しんでいる人達を安心させてあげられる事が一杯あると思います。

高機能発達障害の人に対しても、何が得意で不得意で、何が好きで何が嫌いか。。。これくらいを周りが意識するだけでも違うと思います。。。

私は心理検査を勉強のために、結構な数を自分自身にやりましたが、やはり何も問題のない精神様態と言うわけではありませんでした。

病気としての決定的な基準にはなっていないだけで、ギリギリの数値の項目や社会的に生き辛さが見え隠れするような結果もありました。。。

良く大学で心理分析をみんなでやった後に、「ほら、僕のココの数字!ギリギリで不安障害だよ!」なんて笑いながら言うと、他の学生が「私はギリギリで適応障害になりそうになってる!」なんて会話が飛び交っていました。。

どんな人間でも何もない人なんていないでしょうね。。




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2014/07/07 17:30
のりちゃん様。コメント有難う御座います。

弟様。。アスペルガーの傾向があるんですか?。。。もし、そうだとすると確かに対応には苦戦するかも知れませんね。。。。もし、そうだとすると弟様にのりちゃん様の苦労は、ほとんど気が付かないかもしれませんね。。。アスペルガーの傾向のある人は自分の事で結構、一杯一杯の所がありますからね。。。本人も生活の中で色々なストレスの負荷がかかっているのかも知れませんが。。。。とは言っても対応する側にしてみると、それはそれで相当のストレスになるんですよね。。。。難しいのは身内でなければ、結構、非常識な態度を取られても、「ハンディーがあるから。。。」と冷静に対応できる部分のあるのですが、身内だと、相当に精神的負担がのりちゃん様かかるのではないかと想像します。。。高機能の発達障害の人は、「有難う」や「お願いします」といった基本的な態度が、まず難しい?と言うか、全く気が付いてないみたいですね。。。本人が気付きさえして、コミュニケーションの改善を試みれば、結構、改善できるんですけどね。。。(苦笑)・・・。。。のりちゃん様の場合、その弟様と重大な話をしなければならないわけですから、凄い負担だと思います。。。状況的に考えると、第三者を入れたいところですよね。。。。

今回の様な状況で悩んでいる人もたくさん世の中には居ると思います。
高機能の発達障害の場合、後見人制度も利用できませんし、まさに福祉の谷間の一つだと思います。。。
世の中には相手が高機能の発達障害とわからないいまま、劣悪なストレス関係の中で家族関係を継続している方も多くいるようです。。。。のりちゃん様の経験は専門職者になった時にも、絶対に役立つ経験だと私は思います。。。スークリングに行かれて色々な人達と仲良くなったのではないかと思いますが、福祉3資格を目指す方々は、何かしらキッカケがあって目指している方が多いと思います。。私ものりちゃん様が相談業務に就かれて、多くの人から信頼を得るのではないかと感じています(笑顔)。。。コメント有難う御座いました(笑顔)!
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2014/07/07 02:35
先ほど調べて、アスペルガーもこれに含まれることがわかりました。
私の亡き母と、弟にその傾向があり、二人との接し方には苦労が多々ありました。

今では母が亡くなったことで、心の重荷が大分取れましたけど、
弟とのコミュニケーションに試行錯誤しています。

こちらの心労も理解不可能なようですが、悪気はないんだと、
当事者も、あれでストレスを溜めているんだと、自分に言い聞かせるしかありません。

健常者同士のやり取りであれば、信じがたい態度をされますが、
それもしょうがないんだと、受け入れる努力をしているところです。

人に何かやってもらったら「ありがとう」だし、
人にものを頼むのであれば、「忙しいと思うけど、やってもらえるかな?」ぐらいの
言葉が欲しいところですが、一切ないんですよね。

それに悪気がないことは、当事者と会って話してわかりましたけど、
事が重大な内容になってくると、意志の疎通が図れないことによるこちらの負担が
ハンパないので辛いです。

心理カウンセラーさんが言われる「非常に個性が強いだけ」という認識では
私の気持ちは消化しきれていないのが現状です。

この気持ちが将来、同じ立場の方に出会った時の「共感」につながるものだと思いつつ、
コツコツと勉強を続けて行きたいと思います。

一昨日、とあるベテランの産業カウンセラーさんから、
「あなたはカウンセラーに非常に向いている」
と言われた事も心の支えに頑張りたいと思います。
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2014/07/06 20:48
KEI様。コメント有難う御座います。
今は確かに自閉症スペクトラムと言う呼び方が多いですよね。
発達障害は、個人差が非常に大きいので一つのカテゴリーで呼ぶのがい今だに難しいようです。。。
とは言っても診断名が、どうであれ、問題は当事者達の生きにくさや自立しやすい社会形成に注目する事が重要なんだと思いますね。。。。

世の中には色々な苦しさや悩み、問題を人に言えずかろうじて行き抜いている人達が一杯いると思います。
そんな人達と上手く「できる事、できない事」をみんなで補ったり、お願いしたりできる社会になれば良いと思っています(笑顔)!コメント有難う御座いました!
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2014/07/06 20:41
泪珠様!コメント有難う御座います!

やはりマニュアル的なものがあるんですね。。。勉強になります。
それからイジメを阻止できた話!素晴らしいですね!
ナカナカできないことだと思います。。。!
一般的に、人は集団になると周りの人に極力合わせて無難に集団生活を過ごそうとしてる人が多いともいます。。。

私は就労継続支援施設などに行くと発達障害の方々とお話する機会があるのですが、いつも自分の心の中で気が付かせて貰えることが一杯あります。。(笑顔)
コメント有難う御座いました!
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2014/07/06 20:31
のりちゃん様!コメント有難う御座います。

専業主婦はお給料に換算すると結構な金額になるんですよね。。。
アンペイドワークとかシャドウワークとか言われてますよね。
社会的に必要な仕事であるにも関わらず金銭が払われない。。。
そんな仕事があるから今の社会は成り立っている。。。
イリイチって人が有名な理論者の一人ですよね。。。
私は母親と二人暮らしなので家事の大変さをわかるつもりです。
ましたやのりちゃん様の場合、色々と御親戚との関係もあって、専業主婦と言う立場を誤解されて苦痛を味わった経験があったかも知れませんね。。。専業主婦とは単純な繰り返しの作業ではなく、色々な事を万能的にこなさなければならない難しい仕事だと思います。。。
コメント有難う御座いました!
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2014/07/06 19:25
在は、この『高機能広汎性発達障害』と言う単語は使用しないと聞いたように思います。
カナータイプの自閉症、サバン症候群、高機能自閉症、後半生発達障害等々 
あらわれている症状(状況?)は様々でも、3つ組の困難さに変わりはないと言われた覚えがあります。
『自閉症スペクトラム』に名称が変わったと聞きました。

でも・・・・
診断名が出ても出なくても
重度でも経度でも
生きていくのに、理解するのに困難な状況があるのなら
周囲が互いにカバーしていけばいいと思うのです。
自分の得手・不得手がわかり、不得手をカバーする方法や軽減する方法が見つかればいいのです。
そうすれば、個性で生きていけるのになぁと常々思います。

心理さんのおっしゃること、納得です。
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2014/07/06 19:01
私も他人とのコミュニケーションは、けっこうマニュアルを作っている感じです。
普通の人は、こいう時はこういう反応をするみたいな。

だから中学の時に「〇〇を無視しないとあんたを無視するよ!」って言われた時、「すれば?私は〇〇さんを無視する理由がないから。」と答えてイジメを阻止できたんですけどね(笑)
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2014/07/06 17:23
そうですね。
悩みの種類こそ違っても、悩みは必ず皆、持っているものなんですよね。

私は昔、「専業主婦で楽でいいわね」って言われましたけど、
当時、専業主婦ほど蔑まれ苦痛を味わう立場はないと思いました。

今、仕事が出来て、とても幸せです。

でも、仕事し続けてきた人には、専業主婦が妬ましく思えるほど
仕事が苦痛なんですね。

悩みがあっても、限りある人生、出来るだけ笑っていたいものです。



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