Nicotto Town



極めて不愉快な花見。

桜の季節となりました。
気候にもよりますが、
桜の花の命はせいぜいがとこ10日
という訳で、
おとといから連日お花見に出かけて昼食をとっているのですが、
本日の昼食は極めて不愉快なことになりました。


というのも、


スピーカーを持ち込んでいるバカがいたからです。


いや。私だって、すべてのスピーカーを弾劾しようとは思いません。
20人30人の集団でやってきて、カラオケをしている人などは、
迷惑だなぁ。とも思いますが、
集団ならではの無礼講か。
しょうがないなぁ。と
ある程度は理解を示します。

んが。

本日良太郎♪が遭遇したスピーカーは、
公共音楽として提供しているつもりの独りよがり騒音スピーカー。

スピーカーの周りに誰も居ない。
せめてそのスピーカーの真ん前に楽しんでます。という人がいれば納得できるのですが、
誰も居ない。
それも当然うるさい。
ズムズムズムズムした音楽は公園の近くの住宅街まで響くほど。

その騒音装置が、よりにもよって綺麗な桜のど真ん前に。
桜の下のベンチで食事をしたかった我々ですが、
これはイカン。
遠くに行くか。と
諦めかけた時に、
ステレオのテープが切れ止まったので、
ほっとして美しい桜の下でお弁当を広げたのですが、
その直後、
きたサングラスに野球帽の70過ぎと思われる男性。

お姉さん。もっとボリュームを上げていいかな?

迷惑です。

から始まった言い合いは、
要するに、
年に一度の花見の席を盛り上げる音楽はみんなの気持ちを楽しくするものである。
九人の人がこの音楽を喜んでいる。
六割の人間が喜べば、多数決で音楽を流しても構わない。
反対をしているのはあなただけだ。気に入らないならば、よそへいけ。

まず、公園にはすでに30人以上の人間がいるのにも関わらず、
恣意的に選んだ人々の意見が自分たちの行いに好意的であったから、
自分たちは正義である。というこの押し付け!!!!

公共の場でこの騒音はいかがなものか。
六割の人間が・・・という意見は数の暴力である。

カッとしつつもそう反論してみましたが、
一切耳を貸さない・・・・それも当然。
70年も自分の信じる道を生きてきた人間が、
今更他人のいう事に耳を貸すはずもない。


・・・・・・わかりました。10分止めといてください。
10分したら我々は帰りますから。

それは了承するが、
どうしてみんなの楽しみを邪魔するのだ?
と言い続ける男性に、
10分止めてくれていたらそれでいい。
不愉快だから消えろ。と言った私もたいがい短気だが、
美しい桜を見に行ったのに、
騒音と不愉快な押し付け好意を正義と信じる男性のおかげで、
極めて不愉快な花見はお弁当を口へ突っ込むだけの5分間という
短いものに終わり・・・・。


トサカに着まくった良太郎♪は家に帰るなり、
市役所の公園維持管理課に電話をして、
これこれこういう人が公園にいるのだが、
取り締まれないのか?
と、告げ口させて頂きました。

怒っているこちらに迎合しただけかもしれないですが、
それは明らかに男性のほうがおかしい。
さっそく人をやってまだやっているようならば、止めます。と
言ってもらえて、ようやく溜飲が下がった良太郎♪です。


みんなを楽しませたいという気持ちはいいことなのに、
どうしてこういう喧嘩になっちまうかね。

今日、朝の番組で、ガクトさんが、フランスで人種差別に遭って
それに対して極めてスマートな抗議をしたと聞いたのですが、
それと比べると、大変に粗雑で暴力的な気晴らしになってしまったと
反省せざるを得ないです。

みんなで音楽を楽しもう。
美しい花火に良い音楽。

でもね。
音楽には趣味があるのよ。
たとえ、雅楽やクラッシックだって、
嬉しくない人がいる。
漏れ聞こえる騒音に悩まされる周囲の住人は否応なくその音楽を
押し付けられる訳で、それにはある程度時間の制限とか事前の了承とかが
必要なんじゃないかな。って思うんですけど。

ラジオ体操が騒音扱いされて、最近は夏休みのラジオ体操がなくなったとか聞きます。
風情がない。
あれは夏休み限定だし、時間もあの数分で終わるのだから、それくらいは・・・と
思うんだけど・・・・これはそれで文句をいう人と同じ人扱いされるのかな?

個人的には違うつもりなんですけど。

・・・カッとしたあとに来るこの懊悩。

悩ましい春です。不愉快な花見でした。







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