Nicotto Town


暇つぶし部屋


名も無き夢

何もない所に僕は独りで立っていた。
声を枯らすほど叫んでも何も聞こえやしないし、
何も、ない。

何故僕はここにいるんだ。
皆の所へ行けば良いじゃないか。
何故僕は…どこかへ行こうとしない?

あぁ…きっと怖いんだ。
独りになるのが怖いんだ。
皆の中へ勇気を出して行っても、
偽りの日々が怖いんだ…。

それでも僕は夢を見る。
いつか消える、儚き夢を。

狂い壊れ、全て失った僕だけど。
君は大切にしたいと思うんだ。
君を泣かせない、辛いと言わせない。
何も出来ないかもしれないけど。
君の幸せを、僕はずっと願っている。

例えこの世が壊れても。
例え僕が消えても。
君を、君だけは守り抜くから。

愛しているって言葉だけじゃ、
きっと足りないかもしれないけど。
でも僕は心の奥底から言うよ。

君だけを愛しているって。
君だけは幸せになって、と。
…最後だけは笑ってみせた。

そのあと、静かに独り、涙を流す……。


★高校生の時に暇つぶしで考えた詩?です。
自分でも何を言いたいのかわかりません。





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