Nicotto Town



今の箱根に行く理由。

風評被害ってよくテレビのニュースやワイドショーで聞きますけども、
最近の使い方って正しいのかもしれないけどなんか納得行かない。

なんかね。

使われている場面が、「実際にはそうではないのに、あたかもそうであるが如く悪い評判を立てられて困っている。」

って感じなんですけども、でも、それが傍から見ているとすごくグレイ。

放射能に汚染されていませんよ。いませんよ。って言うけどさ、同じ地域で研究している人が、
汚染されているって言っている場面もあるわけですよ。
なのに、土地の価値が下がる。とか実際に住んでいる我々はどうなるんだ?とか
いやそれとこれとは別問題だから。
味噌もクソも一緒に語られちゃあ困るのよ。

箱根の温泉街が風評被害で困ってます。っていやあのね。実際に噴火している訳で、
日本全国どこへ遊びに行ってもいいのに、わざわざややこしいとこに行かなくてもいいか。って
それ、そんなに悪いことかな?
高いお金払って娯楽や癒しを求めて出かけるのに、なにゆえわざわざちょいと心配なところに行かなきゃいけないの?

風評被害でって責められるのはちがくね?

さて。
ここで大事なポイントがあると思うんですけども、
それは、そこに癒しや娯楽を求めていく人の種類を変えたらいいんじゃないかと思うんですよ。

歴史ある箱根の温泉街を楽しむ人ではなくて、
テレビでさんざん報道されているあの火山が活躍中の箱根の街を、今しか見られない箱根を見に来ませんか?

って、そこに娯楽性を見いだせる人々を呼び込んだらどーなんだ?って思うのです。

もちろんそ~いう人は人の言うことを聞かないで危険なところに入り込む恐れもあるわけで、
そこはきちんと準備しなきゃいけないし、あと、万が一、避難の必要が出た時。
この時にはきちんと誘導して非難させられるように準備しておく必要もあるのですが、
温泉を楽しみに来る人と、怖いぞ怖いぞ♪ワクワクするぞ。とやってくる人では
逃げ足も違うと思うんですよ。心の準備ができているかできていないかという差がある。

お化け屋敷や絶叫コースターはいつだって行列です。
そこに地球の胎動とかちょいとロマンちっくなコピーを添えて呼び込めば・・・・
来る人・・・・いると思うんですけど・・・いないかなー?


箱根の町長さんとかいう人が、安心です安心です。って説得力に欠ける掛け声を上げても、そりゃ経済的な観点から希望的観測を喚いてるだけでは?と疑ってしまう。
韓国や中国の沈没船の事件のように、儲けの前に他人の安全を軽視していないか?
ワイドショーではコメンテーターがまるで他人ごとで日本ではこんなことありませんよ。信じられませんね。あちらの国の人々って。みたいな事言ってますが、そーかーなー?
本当にそーかーなー?って思う。
同じ人間なんだもの。
卑劣な人はどこにでもいる。誠実な人もどこにでもいるように。

今の安保法制に対する国会運営なんか見ていたらここは安心な国。なんて思えない。

クトゥルフ神話ってあるやないですか。
アレの怖いところは、正体がしれないところ。
いろんな作者さんがそれぞれに形を与えてますが、基本的には異次元からやってくる想像もできないような恐怖。
形がないからこそ怖いのです。

箱根の危険も日本軍の危険も、こういう危険があります。だから、我々はもしこうなったらどうしたらいいのかよく考えて行動しなくてはいけません。ときちんと形を与えられた恐怖に対して怖がりたい。

恐怖を隠してごまかして安心安全。なんて紗の膜を掛けられて本来は恐ろしがらねばならないものを安全なものと誤認させられるのは恐ろしい。

正直、箱根の町長さんの話を聞いて、箱根には行きたくないな。と思いました。
危ないんじゃない?
って聞いた時に、

これこれこういう前兆が来たら怖いですから見張っている人がいます。
いざという時はこちらから避難できます。と言ってくれるか、

大丈夫です。ここは安全なんです。と言ってくれるの。

どっちが安心できるかという話なんです。さて。













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