Nicotto Town



読書ノート/人類は衰退しました 6巻以降



読書ノート

「人類は衰退しました」
6巻〜9巻+平常運転

 
田中ロミオ 著




うーん。。。

人類は衰退しました。との初めての出会いは鮮烈でした。
常に地球の王様であると主張し続けそれに飽きたらず、
他の星系まで出かけて植民地化を企む地球人。
もしくは、地球代表生命体としての他星系の生命体との対話。
など、
常に常に常に、

人類=地球の地権者。

というのがSF小説始まって以来の大前提だと
常々感じていた訳ですが、
この人退の凄い所は、
軽やかにあっさりと、地権者の地位を妖精さんに譲っている所です。
政府が。

地球の事はもとより、国民の事も市民の事も考えない。
考えるのは自分の利益だけ。
そんな官僚がそれに群がる政治家と動かす政府が。

なんと!

なんと!!

なんと!!!

あっさりと、人類はもう先行き長くないみたい。
妖精さんに後をお任せするわぁ。

なんて諦め良く権利を譲渡し明文化し、周知するという
いやー。

衝撃的な始まりでした。
そして。
その一方的に後継者に指名されてしまった妖精さん。
その妖精さんの生態がユニークかつ愛と萌えに溢れていて・・・

いやはや、感動的な一巻でした。

たしかに。もっと読みたい!!!!!
と、思わせる内容でした。

だがしかし。

巻を重ねるに連れ…悪いとは言わないですが良くもない展開に。

惜しまれ、熱望されつつ一巻で読み切り。というのも
選択肢の一つだったかのう。と

完結編+短篇集を読んで思ったりするのでした。

SF的な要素としては巻を重ねる事に衰退した
人類の文明についての細かい描写が続いて興味深くはあったのですがね。

がね。。。ですね。

1巻は文句なしの★5つでしたが、
シリーズ通してだと・・・星2つ。
面白かった気がする。
です。



★★☆☆☆






良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.