Nicotto Town



読書ノート/百舌シリーズ5冊/逢坂剛



読書ノート



「百舌の叫ぶ夜/幻の翼/砕けた鍵/蘇る百舌/ノスリの巣」

逢坂剛 著




ドラマMOZUが素晴らしかったので、ドラマ終了後
図書館に原作本の予約を入れていたのですが、
それが・・・・・・・・
まぁ、色々あったみたいですが、
ようやく手に入り一気に読ませて頂きました。

えー。
まず。
ドラマはオリジナル設定があって・・・
ダルマはドラマ・映画オリジナル。
原作者さんが噛んでいるのかどうかは知りませんが、
とりあえず、過去に出たこの作品群には居なかったです。

というか、
これ、かなり古い作品なんですね。
携帯電話すらシリーズ5弾まで出てこない。
公衆電話とかポケベルとか料理の鉄人とか
懐かしいキーワードがいっぱい。
昭和は遠くなりましたw

だがしかし。
そんな些細な時代を感じさせるキーワード等
この作品群の面白さの前にはどうでも良い事です。

いやー。
面白かったです。
公安警察という闇の権力の恐ろしさ。

オリジナル設定に踏み込んでいく映画がどうなっていくのかは知らないのですが、
(映画館は窮屈なので行かない主義です。モノを食うなとか動くなとか咳をするな等々特殊なルールを持ち込んでくる自称良識派と関わり合いになりたくない。)
こちらの作品群ではシリーズ第三作目にして
驚きの展開で、
マジデスカー。

がっかりもしたのですが、
だがしかし、
その後も面白いので、
うーむ。と
唸らされました。

ネタバレを避けて喋ると何も書けないのですが、
おそらく読者として想定されているのは、
3.40代の男性ではないかと思われる
生臭さはどうしても有りますが、

面白かったです。


ところで、
時代が草食性な感性を呼ぶのか、
単に性別的な問題なのか、
個人的な資質の問題なのかは
判断が出来ないのですが、



ある一定年齢の男性の性に対する
執着が脂臭くて笑えるんですが・・・。

以前読んだ、筒井康隆のライトノベルのビアンカナントカといい、
時折見かける二時間サスペンスや時代劇に出てくる、
嫌がる女の子を無理やり言うことを聞かせて・・・という
あー・・・。

何時からですかね。
あれを見て、
酷い!!
よりも、
あー。そんな労多くして得るモノの少なそうな事しなくてもー・・・
嫌がる女の子に乱暴したって…
女の子が相手に対して殺したくなる程の屈辱と憎しみを覚えるだけで、
大していい思いも出来無いだろうに…
てゆーか。
なんでこの悪者はそこまで女と性的関係を持ちたいか?

精力剤のコマーシャルも
「男の自信漲る」
・・・って、
あんたの価値はソレだけかい?
と、
聞きたくなる位、
みなさんビンビンに拘る。

なんか・・・なあ。。。

性的な衝動を否定するものでは無いですよ。
好きな人が現れたら・・・
いや、時には単に誰でもいいから。という
そういう衝動があってもそりゃ生き物だからショーがない。
わしらエラソーに霊長類なんて自称したって、
動物の一種ですもんね。
発情期は周期的に来て当たり前。
だがしかし。
それにしても。

話がずれましたが、
そんな
別になくてもいいよ。このエピソード。
みたいな脂臭い所は、
しょうがない。と
納得するしかない部分もありましたが、
面白かったです。



★★★☆☆











良太郎の星の数は、

星5…凄く面白かった+感動した。
星4…凄く面白かった
星3…面白かった
星2…面白かった気がする。
星1…時間つぶしになった。
星0…読むのに掛かった時間を取り戻したい。

全ての感想はあくまでも個人的な感想であり、
それが、該当作品の価値を左右するものではありません。





Copyright © 2025 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.