十五夜
- カテゴリ:日記
- 2009/09/27 23:35:02
旧暦では、新月を一日として満月を十五夜とした。
従って、晦日(みそか)月というのは新月に移る前の日で、真っ暗闇だというのである。
下世話な話になるが、江戸時代後期の遊女たちは言葉巧みに道行く男を誘ったとされていて、『四角い卵と遊女の誠、あったら晦日に月が出る』と、あり得ないことの例えにされるようなこともあった。
月待ち講という、女たちの寄り合いなどもあって、特別の月には二十一夜講や十九夜講などが知られている。
それぞれが持ち寄った食べ物を食べながら、集落ごとの結束を計ったのだろう。
さまざまな願いや思いが込められて、収穫への祈りなどの文言を唱え、土地の祭神へと信仰を深めたのだった。
太陽や月に信仰的な思いを寄せたのは原初的な宗教ではあろうが、けっして月に行くことができるような時代になりつつある今日でも、そのような思いが消えているとは思えない。
十五夜もそのような講としても行われていた地域は少なくないだろう。
中秋の名月は旧暦で八月十五日のことである。
今年は十月三日である。
実は十五日を満月と書いたが、月の周回軌道は円ではなく、季節によっても違うので、満月は旧暦でも十三~十五日と時々違っているのだという。
なんとなく、にやりとする話ではある。
今でも、月は心に響くものです。
近い将来、ゴミや温暖化の問題が起こるのでしょうか・・・?
十五夜のことは、ほとんど知りません。
無知ですねwww