Nicotto Town


暇つぶし部屋


ありがとう、よろしく。③


続きです。
…こんな続くと思っていなかった…。


元々小学校からの友人であった友人は勿論、
部活仲間も小学校の時からの顔見知りでした。

中学はどこもそうだと思いますが、
色々な学区の小学校から入り、別の小学校に通う子とも友達になる、と言うのが多いと思います。

ただ私はそこで新たな友人を作りませんでした。

友人と過ごすのが楽しかった私は、
それ以外の友人なんていらない、と思っていたからです。

もしそこで新しい友達も作っていたら良かったですけど、
考えも後の祭り…人間関係は3年間も経っているのでとっくに出来上がっています。

通常の学校生活はひとりで送り、
放課後部活では友人を含めた部活仲間に色々言われる。

部室で泣いて、目をはらして帰り、親にばれたくなかったので、急いで顔を洗って誤魔化したりしていました。


文化祭でのその劇では、人数の関係上ふたりが出られないことになりました。

ひとりは受験を理由に音響係。
そして友人も、同じく受験を理由に照明係になりました。

しかし、私の完成度があまりにも低いまま日数は過ぎていくので、
話し合った結果、友人がちひろ役をやることになりました。

途中、ちひろ役に戻りたいと言って頑張りを見せようとしましたが、
上手く届かず。

結果、中学校生活最後の文化祭は、照明係で終わりました。

友人には、色々言われました。

友人の家は、私立を認めず、公立1本でと言われている家庭でした。
どちらでも良いと言われていた私とは、境遇が違った。

同じく公立1本で、と言われている部活仲間は音響係として勉強に励めたのに、自分は私の代役をすることになって。

泣きながら怒鳴られました。


それからの部活は特に活動がありませんでしたが、
たまに部室に集まって、エチュードをやったり発声練習をしたり、時には話したりと自由にしていました。

ただ私は、友人や部活仲間と一緒にいたくなくて、塾を理由に会うのを断って一目散に家に帰っていました。

塾に通っていたのは事実でしたけど、別に集まりに参加して帰ってもじゅうぶん間に合う時間からだったのですけど。

行きたくなくて断り続けた結果、学校から配られる冊子の中に、部活紹介として写真が撮られたのですが、

他の皆はお揃いのストラップ(だったかな)を付けて映っているのに、私だけ映っていないってこともありました。


クラスでは変わらず、です。
私はずっとひとりで過ごしていました。

最初は本を読んで休み時間を潰していましたけど、
中学生が貰うお小遣いで買える本には限度があったので。

途中からは小説を書き始めました。

ずっとずっと、休み時間から授業中まで、構わずノートにシャーペンを走らせて、ただひたすら書き続けていました。


当時書いていた話は、『レッドオレンジ』という小説です。

美希子(みきこ)・巧美(たくみ)・美修(みおさ)・優美(ゆみ)。

見た目も学校も住む場所も個性も特技も全く違う4人の高校生が、
ひょんなことから男装をし、かつて伝説と呼ばれていた幻のバンド『レッドオレンジ』として、

数多くいるアイドルやバンドが必ず最終目的として掲げる、創設当時から今まで誰も見たことがない、『ハピネスドーム満員御礼』を目指しつつ、

それぞれが抱える壮絶な過去と向き合っていく…。

そんな話です。

過去アリな子が好きなので書き始めたこの話ですが、
出て来る4人、そして4人を支えるマネージャー・レイン(女性ですが、彼女もかつては男装をしてレッドオレンジに在籍し、『ハピネスドーム満員御礼』を目指していた)が抱える過去は、

かなり壮大で複雑で、しかもかなり哀しい話になっています。

彼女たちも、そんな過去のせいで、上手く人間関係を築けず苦しみ、時にぶつかり時にひとりぼっちになります。

そんな彼女たちを書くことで、自分のひとりぼっちで感じていた寂しさを、頑張って気にしないようにしていました。

(何度も納得いかず書き直し続け、未だ完結に辿り着いていないものです。
いつかは完結させたいですね…。)



『レッドオレンジ』をはじめとした小説を書き続けていた私ですが、
やっぱりほぼ1年間ひとりぼっち生活だったので、凄く病んでいました。

①に書いた今考えたら厨二病真っ盛りでした。

土砂降りの雨の中傘もささずに叫んでいましたし、
何よりほんの数人の友人を含めた部活仲間を怒らせた自分が嫌で嫌でしょうがなくて、

リ〇トカットに手を出したのも、その頃でした。

とりあえず、寂しかった。

自宅から中学まで20分ほどで何もなかったですし、
アルバイトせずお小遣いだけでやりくりをしていたので、
どこか遠くにもいけない。

だからといって親に迷惑をかけたくなかったですし。

自分がそうでしたが…学生って、本当狭い中で生きていますよね。

二十歳を過ぎ働くようになった今、
学生が羨ましいなぁって思う部分が多々あります。

でも、今の方が自由です。

責任とかそういうのくっついてきていますけど、
お金があるのでいざとなればどこにだって行けますし、
二十歳超えているので何だって出来る。

学生は守られる半面、
狭い世界ですよね…どちらが良いのだか。


…まぁそんなことは置いておいて。

今、私は仕事の関係上、左腕に時計をしています。
時計のデザインもお気に入りで、アクセサリーの一種としてつけていますけど。

中学生の時の私にとって、腕時計はリ〇トカットの跡を隠すためのものでした。

自分のこと、本当に大嫌いだったのですけど、
怖かったのかそこまで深く切らなかったので、
今は跡、全く残っていないです。

当時も「何か線が入って…る?」ぐらいわからないものでしたけど、
学校で不安になった時はその傷をちらっとみて、安心していました。

(余談ですがうちの中学、校則がかなりゆるかったので、アクセサリー関係は駄目でしたけど時計は着用オッケーでした)


当時、私にとってすくいだったのは、テスト期間でした。

勉強は変わらず成績が悪く苦手でしたけど、
午前中で終わり、部活がない期間だったので、

終わると誰よりも早く教室を出て真っすぐ家に帰り、
ドラマを見るのが楽しかったです。

ちなみにそのドラマは、『桜からの手紙』
A〇B48の皆さんが出ていたドラマで、
特に私は柏〇由紀さんの出ていたエピソードが大好きで、
繰り返し見ていました。

ウィキなど見てもらえたらわかると思いますが、
作中にリ〇トカットが出てきます。

傷が出て来るシーンもあって、
そこまで切らなかった私ですけど、そのシーンを繰り返し見ていました。

本当は作中でリストバンドで隠していたので、
私もリストバンドにしようと思っていましたが、
売っていなかったので腕時計で当時は代替えしていました。


そして中学終わりの方になってくると、
段々と始まる受験のシーズン。



そろそろ限界近いので続きます。

私の成績の話も出てきます。
  •  
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2019/05/03 00:32
歴史ですね!




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