どんぐりころころ
- カテゴリ:日記
- 2009/10/29 14:36:18
小学校の頃に、学校の裏仁あった小さな池の周りはドングリの木がたくさんあった。
明治時代か大正時代だったかは知らないが、防火用水として使われた池の周りに何かの記念としていろいろな種類が植えられたものだっただろう。
ドングリの落ちる頃は、自分の世界に入ってドングリを沢山拾ってはジンジロベェやら馬やらと竹籤を使って作った自分だけのおもちゃを楽しんだ。
変な話だが、絵は下手なのに、理科系のものを描くとなると魚でもドングリでも人様よりは上手だった。
好きこそものの上手なれ。
強制されることが死ぬより嫌いな生徒ゆえ、教師とはぶつかってばかりいたが、もちろん同級生などでも仲の良いのは数人である。
あまりに子供過ぎて、相手にしたくなかったし、相手はこまっしゃくれたことを言われると暴力に訴えようと言うのが多くて、いじめの対象だった。
戦争が終わったばかりで、代用教員上がりのおっさんおばさんがろくろく知らないくせに教えようとするのだから、馬鹿馬鹿しいものを見通せてしまっていたのかもしれない。
本当にまともな教師は一人としていなかった。
クラス中から袋だたきにされた翌日に、ナイフを持って学校に行ったのが5年生くらいだっただろうか。
殺される前に殺すしかないと思ったのだ。
教師から無理にナイフは取り上げられたものの、イジメを見て見ぬふりをした教師に、不条理を訴えたのだ。
自分としてはものすごく怒っていたのだ。
クズは教師なんかやるんじゃない!
そんなこんなで、ドングリはかっこうのおもちゃだったわけだ。
手当たり次第に本を読みあさっていたので、吉川英治の宮本武蔵を全巻読んだのもこの頃だった。
教室に持って行って件の教師が読みたいというので、貸したら戻ってこなかった。
ドングリは、子供の頃を思いだす。
戦争もおかしかったけれど、戦後もしばらくはおかしかったのでしょう・・・
今はどうだろう?
私は、どんぐりをビニール袋いっぱいに集めて、庭にまきました^^
そこから、どんぐりの木が生えてくることを信じてwww