【記憶の実験】
- カテゴリ:人生
- 2013/10/22 00:17:14
記憶の方法は色々あると思います。
自分で勉強する時は、自分なりの方法で覚えれば良いと思いますが、これが人に覚えさせようとする時、結構、難しいものがあると思います。
自分の覚え方を強要しても、また頭ごなしに「おぼえろ!!」と威圧しても記憶が不得意な人にとっては窮屈な事だと思います。
そこで、こんな珍実験をした先生がいました。
その先生は覚えの悪い生徒に悩んでいました・・・・
ある日、もしも生徒達に。。。「別に覚えなくて良いですよー。。。」などと言って授業を進めたらどうなるか?。。。。
この先生はシンバロという心理学者で、早速、学生で実験を行いました。
一つの生徒グループには「そんなにムキになって覚えなくて良いよ~。。。!」とか、「忘れても、べつに良いんだからね~!」と優しい言葉をかけます。
そしてもう一つの生徒グループには「しっかり!覚える事!!」とか「この事を絶対に忘れるな!!」と強い口調で言いました。
覚える言葉は両グループとも共通で、全部で60個。。。
これが一応、生徒達の記憶のノルマです。
そして実験結果ですが、「忘れても良いよ~。。。」と優しい言葉で授業を進めた学生グループの方が記憶率は良かったそうです。
人間はプレッシャーを与えられたり、緊張状態になると他の事に神経が集中してしまう為、覚えが悪くなるのではないか?。。。。
リラックスした状態で記憶した方が自分なりの記憶方法に集中できて、頭に入りやすいのではないか?。。。との事です。
例えば覚えが苦手な職場の仲間、あるいは子供さんには、なるべくプレッシャーを与えないで、教えた方が相手もリラックスして覚えやすいのかも知れませんね。
これは、ある特定の条件下での実験なので、本人のやる気や状況によっても大きく差は変わると思いますが、威圧的、または懲罰的な指導方法は、相手を委縮させてしまう可能性は高いと思います。
とは言え、結局は本人のやる気スイッチが一番大きいと思いますが・・・
「別に覚えなくて良いですよー。。。」という声かけが記憶率アップに効果的だったんでしょうね
これは10月23日放送の「ためしてガッテン 脳若返り!魔法の呪文」と同じ効果と見えます。
番組では高齢者グループに「これは心理テストです」といってカードを見せたのでした
すると現役東大生より成績が良かったのでした
おもしろいですね
脳に「定着」して初めて記憶したという判断です。
だから、忘れることは悪いことではありません。
もしろ人間らしいです。
毎日、忘れて、覚え直して…
また忘れて、でも次に覚えるまでの時間が短縮されて…
また忘れたと思っても、何かのきっかけで思い出せて…
最後は、『覚えた?』という言葉だけで、「どれのこと? あれとこれは覚えたよ」 となります。
覚えてもらうのは、我慢比べです。
少なくとも、そうのくらいしないと通知表評定「2」を「4」まであげることは不可能です。
プレッシャーを与えないように教える・・・ついつい力が入ってしまう私には とても難しくうまくできないように思います。
覚えるのはたいていが苦手なのですが、なぜか人の体や病気については 知りたくなるので 自分の興味があることしか記憶しないのかもしれません・・・((+_+))
*記憶の把持*という授業で先生が
「勉強したら すぐに 寝なさい」 勉強の後にしゃべったり 何かをみたり 違う情報を脳に入れずに寝た方が 記憶の把持につながるということなのですが、これは 短期集中型の私にぴったりなので実践していました。
受験でぴりぴりしているのか、「奨学金需要者合格通知者のお知らせですよね」ということばで切れられました。
多分「合格」という言葉がきにくわなかったのでしょう。
怖いです。
「頭でことばを覚えているくらいでは、まだ本当の力になっていません」
「へっ@@;; じゃこの話も忘れてしまってもいいんですか?」
「忘れることで、体と記憶が結びつきその人の本物の力になります」
「^^;; 食べ物が胃腸の中で消化されるみたいな事でしょか?」
ということですが、この話はみょうに頭から離れないで覚えています。
確かに言葉だけ知っていて何の役に立たない知識もありますけど、
不意に、あぁ~@@、そうだったのかと思い出した時は力強いです。
他者からの評価を求めず、自発的に上へ上へ目指していく。
(あ、金銭的なモノやステータスではないです。自分の場合、創作活動かな?)
別にコントロールしようというのではないのですが。
そういう方法しか知らないのは良くないですね。