あるテレビ番組で未開の地に住む原住民がこんな事を言いました。

「都会に行くと車という物があって、とても怖くて住む事は出来ない」と。。。

その時にスタッフの一人が原住民の人にこう言いました。

「森に住んでいたらトラや毒蛇、害虫などがいて、そっちの方が安心して住めないのでは？」と。。。

すると原住民は答えました。。。

「トラや毒蛇、害虫はどこにいるか大体わかるし、追い払う方法や相手が嫌がる事も自分達は知っている。だけど都会の車にそれは通用しない」と。。。。

私達から見ると都会に住んでいても信号や車を意識して行動すれば比較的、事故は起こりにくいと思いますが、森に住む原住民の人から見れば車の動きが全くの未知数なんだと思います。。。。

私達は、この原住民の人と同じ様にコントロールできない対象には不安や恐怖を感じます。

不安や恐怖を感じると、今度はその対象をコントロールしようと必死になり始めます。

恋愛でも、病気でも、人間関係でも、不安や恐怖を感じると打開策を必死になって探し始め、コントロール欲求が想起してきます。

ネットの世界でも現実の世界でも、会社の上司でも大統領でも教育者でも小さな子供でも、言動が常に攻撃的な人は、心の中に強い不安感が内在している可能性が高い為、その葛藤が「攻撃」という形でコントロールとして現れる場合があります。

もし、自分が攻撃対象にされた時、相手が「自分の何かに不安」を感じている、とも考えられます。

「自分の何かに不安」。。と言うのは、例えば（いじめを行う側の人が）自分の弱い部分として、不安や劣等感を潜在的に抱いている場合、「自分と似てる」と思われる共通の弱点があるであろう「弱そうな人間」を選んで攻撃していると言われています。

※心理学では、ドラえもんに出てくるジャイアンが、のび太ばかりをイジメる心理でよく説明されます。ジャイアンは「のび太が攻撃して来ない」という事も「自分の持っている弱さを持っている」と言う事も良く知っているからだと説明されます。。。のび太君にして見れば、身に覚えのないジャイアンからの攻撃ですよね。。。。

これは相手の勝手な解釈も多く「とばっちり」も良いとこです。こんな理由で攻撃の対象にされた側はたまったものではありません。

この様に何も悪い事をした覚えがないのに攻撃の対象にされる場合、この様な理由が大きいと私は思います。

別の言い方をすると、攻撃的な人とは、人に対して「甘えてる人」ともとれます。

常に攻撃的な人の心理を極端な表現でまとめると。。。。

「私の心の不安や劣等感を理解してください。あなたなら私の心の葛藤をきっと受け入れてくれる人に違いない。。。だから私の不安をどうか受け入れて、そして私の不安や恐怖についてを一緒に考えてください。。。不安と恐怖で一杯の私を弱そうなあなたなら攻撃できないと思ってあなたを選びました。。。」と心の奥で言っているのかもしれませんね。。。

いつも高圧的な態度や、イジメを平気でする人というのは「私は不安と恐怖で一杯です」と言うタスキをかけて歩っているの様なものです。

本当に強い人間というものは「攻撃」と言う手段で周知せず、他の方法を選ぶものです。

ニコッとタウンでは私はあまり見かけませんが、ブログに否定的なコメントや意見を述べる方がいますが、「私の気持ちを分かってくれるでしょ？」と言う心理があるのかも知れませんね！（笑顔）・・・

これって相手の意見を否定しながらも、相手に甘えてる事になるんですが。。。（笑。。。