Nicotto Town



武蔵はラ


 そう言って武蔵はラムネを差し出して来た。
「あ、ありがとう」
 翔輝は笑顔でそれを受け取る。そんな彼の笑顔を見て、武蔵は口元でほんの小さな笑みを浮かべた。
「あ、今笑った?」
「???私だって、笑う事もある」
「そうだよね」
「???私が笑うと、変?」
「ううん。そんな事ないよ。武蔵の笑顔はすっごくかわいいよ」
 笑顔で言う翔輝の言葉に、武蔵は頬を真っ赤に染めてうつむく。
「???ねえ」
「何?」
 顔を上げた武蔵は、真剣な顔で翔輝を見詰めた。その瞳の奥にある強い意思に翔輝は驚く。
「???あなたの事、翔輝って呼んでいい?」
「え?」
 一体何を言われるのだろうと構えていた翔輝は意外な問いに拍子抜けする。だが、武蔵はそんな翔輝をじっと見詰めている。心なしか、その瞳はキラキラと煌いていた。
「???ダメ?」
 不安げに訊いてくる武蔵に、翔輝は優しく微笑んだ。
「別にいいよ」
「???本当?」
「うん」<a href="http://www.cnxin58.com" title="http://www.cnxin58.com">http://www.cnxin58.com</a>
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 翔輝の嬉しい返事に、武蔵はほんの小さな笑みを浮かべた。それは彼女の出せる精一杯の笑顔だった。
「???ありがとう――翔輝」
「そんな礼を言われるような事じゃないよ」
「???ううん。翔輝のおかげで、私は笑えた。だから、お礼を言うの」
「そ、そう? なんかよくわかんないけど、嬉しいな」
「???翔輝」
 武蔵は小さな笑みを浮かべると、そっと翔輝に抱きついた。
「お、おい武蔵」
「???翔輝」
 武蔵はすっかり翔輝の胸の中に納まってしまっている。その中で嬉しそうに笑みを浮かべる。そんな彼女は自分の巣で落ち着いている子猫のようだった。
「???翔輝、好き」
「あ、ありがとう」
 二人とも互いの顔を見合って照れたように笑みを浮かべた。
 そんな幸せな雰囲気が流れる二人。まるで昔からの仲のいい兄妹のような。
 だが、そんな幸せムードを許すほどここにいる連中は優しくはなかった。
「ちょ、ちょっと武蔵ッ!」
 慌てた様子で二人の間に入って来たのは大和。その後ろにはいつの間にか陸奥と伊勢、さらには霧島と雪風がいた。
 大和は翔輝の腕の中で心地良さそうに目を細めている武蔵を恐ろしい形相で睨みつける。
「武蔵ッ! あなた一体何してるのよッ!?」
「そ、そうよッ! あなただけそんなうらやましい事をするなんてずるいわよッ!」
「陸奥。どさくさに紛れて何言っとるん?」
「ひ、卑怯ですぅ???武蔵さん、いつから長谷川少尉の事を????」
「と、とりあえずこの関が原のように緊迫した雰囲気を打開する為に離れてくださいッ!」
 それぞれの必死な言葉の集中砲火を浴びても、武蔵の鉄の心はビクともしない。無表情で自分を睨みつける姉達を見詰める。
「???何?」
「何じゃないわよッ! とにかく離れなさいよッ!」
 大和の必死な怒鳴り声にも武蔵は気にした様子もなく翔輝に抱きつく。
「だから抱きつかないでよッ!」
「???私の勝手」
「そんなの許されないんだからッ!」
「???これは私と翔輝の事。翔輝が嫌って言えばやめる」
「少尉ッ!」
 突如自分に話が振られた事に翔輝は思いっ切り驚く。
「ぼ、僕?」
「少尉から言ってくださいッ! こんな事されるのは迷惑だってッ!」
 大和の必死な言葉に翔輝はちょっと怖くなる。
「い、いや、別に僕はこれでも構わないけど」
「少尉ッ!」
「???ほら」
 武蔵は小さく笑みを浮かべた。だがそれは先程翔輝に見せた優しいものではなく、大和達にとっては憎たらしい勝ち誇った笑みだった。
「キーッ! 悔しいッ!」
 地団駄を踏む大和を無視し、武蔵は翔輝にさらに抱きつく。
「???翔輝、ありがとう」
「っていうか武蔵ッ! あんた少尉の事を呼び捨てにして失礼でしょッ!」
「???これは




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