Nicotto Town



掛けさせちゃって

っと、ど、どういたしまして」 そんな大和の微妙な反応に翔輝はおかしそうに笑う。そんな大笑いする翔輝に大和は顔を真っ赤にして怒る。そんな二人を見ていた榛名が翔輝に近づいて――頭を下げた。「悪かったのは大和だけじゃない。この俺もだ。すまん」「うーん。大和はともかく、榛名が謝る理由がわからないんだけど」「...

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逐艦を砲撃す

灅颏扦祥Lいポニーテールをした勇ましい雰囲気を放つこの艦の艦魂である夕立が軍刀を構えていた。頭に巻いている日の丸に《突撃上等》と書かれた鉢巻の余った部分が風もないのにハタハタと揺れる。 そしてついに、敵艦隊が闇夜の中に薄っすらと見えてきた。「よしッ! 照明弾発射ッ!」 夕立の声と呼応して、『夕立』の...

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武蔵はラ


 そう言って武蔵はラムネを差し出して来た。「あ、ありがとう」 翔輝は笑顔でそれを受け取る。そんな彼の笑顔を見て、武蔵は口元でほんの小さな笑みを浮かべた。「あ、今笑った?」「???私だって、笑う事もある」「そうだよね」「???私が笑うと、変?」「ううん。そんな事ないよ。武蔵の笑顔はすっごくかわいいよ...

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瞬く間に織田の青

るものは実に多い。「陸だけではないのじゃ」「ううむ、海もですか」「海もある」「そこも治めねばなりませぬか」「そうじゃ。まあ海もそうした意味で国人と変わらん」 陸に生きているか海に生きているかという違いだけだというのだ。国人達と海に生きる者達はそこに古来より生きているという意味でだ。同じだというのだ。...

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元親は毅然として返した

「しかし殿、それでは殿が」「これだけの軍勢に襲われては」「わしを誰と思うておる」 何とか残ろうとする家臣達にだ。元親は毅然として返した。「鬼若子じゃぞ」「鬼若子だからこそ」「ここはですか」「鬼は人にやられはせぬ」 あえて出した言葉だった。胸を張って。「だからじゃ。行くのじゃ」「では殿、後で」「城で会...

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