Nicotto Town



掛けさせちゃって

っと、ど、どういたしまして」
 そんな大和の微妙な反応に翔輝はおかしそうに笑う。そんな大笑いする翔輝に大和は顔を真っ赤にして怒る。そんな二人を見ていた榛名が翔輝に近づいて――頭を下げた。
「悪かったのは大和だけじゃない。この俺もだ。すまん」
「うーん。大和はともかく、榛名が謝る理由がわからないんだけど」
「俺だってお前を裏切ったようなもんだ。いくら姉貴に押されたとはいえ、お前には悪い事をしたと思っている。すまん」
「???僕はお前が素直に謝っている光景の方が精神に悪いと思う」
 翔輝の言葉に、頭を下げていた榛名のこめかみで何かが断裂した。
「テンメェッ! 人が下出に回りゃあ言いたい放題言いやがって!」
 ブチ切れた榛名は翔輝の首を羽交い絞めにする。
「ちょっ! 待って! 僕一応ケガ人ッ!」
「うるさいうるさいうるさいッ! 黙れボケッ!」
 このままだと本当に首をへし折りそうな勢いの榛名を長門と山城が引き離す。すると今度は武蔵が、
「???翔輝。良かった」
「武蔵?」
「???翔輝はやっぱり笑っている方がいい」
「武蔵???ありがとう」
 翔輝は優しい笑みを向ける。それは今日一番の笑みだった。そんな翔輝を見て、早急に関係回復をしなければならないと思う大和だった。
「航海士。頭の傷は大丈夫なの?」<a href="http://www.691bc.com/" title="http://www.691bc.com/">http://www.691bc.com/</a>
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 山城が無表情ながらもどこか心配そうな声で訊いてくる。
「うん。もう大丈夫みたい。心配してくれてありがとう」
「あ、うん」
 少し頬を赤くしながらうつむく山城。
「お兄ちゃん! 良かったよ! 本当に良かったよ!」
 隼鷹がわんわん泣きながら翔輝に抱き付く。そんな隼鷹の頭を、翔輝はそっと撫でる。
「ごめんね。心配掛けさせちゃって」
「私、お兄ちゃんがずっとあのままだったらどうしようって思って、私、本当に心配して――」
「ごめん。ごめんね」
「うわあああぁぁぁんッ!」
 隼鷹はぼろぼろと涙を流す。そんな隼鷹の頭を翔輝は撫で続けた。
 次に伊勢が柔らかな笑みを浮かべて声を掛けてきた。
「長谷川はん。ご無事で何よりやわぁ」
「伊勢。僕の事心配してくれた?」
「したでぇッ! ほんまのほんまに心配して――」
「ごめん。だからそんなに怒らないでよ」
「怒ってあらへん! 嬉しいんどす!」
「そっか、ありがとう」
 伊勢は袖で何度も涙を拭う。そんな彼女の仕草に、翔輝はいけないと思っていても自然と笑みになってしまう。
 その時、そっと指揮所を出て行こうとした少女がいた。
「あ、待ってよ雪風!」
 翔輝に呼ばれた雪風は慌てて振り向く。その顔は何か気まずそうだ。
「あ、その???」
「何で逃げるの?」
「え、あ、いえ――ごめんなさい!」
 雪風はそう言うと慌てて指揮所から出て行った。
「あ、ちょっと――」
「いいのよ。長谷川君」
 そう言って止めたのは長門。その顔には「追わないであげて」と言っているかのようだった。
「長門さん。でも???」
「ちょっと緊張してたのよ、あの子」
「緊張、ですか?」
「えぇ。ここにいるのは戦艦と小型空母。自分よりもずっと階級が上の私達と一緒にいるのが気まずかったんでしょ。後であなたからお礼を言っておいてね」
 長門はそう言ってウインクする。その行為がとても色っぽかったので翔輝は一瞬ドキッとしてしまう。危ない危ない。
「じゃあ今夜は長谷川君の回復を祝って宴会を開きましょう!」
 長門の言葉に大和達は「おおおぉぉぉッ!」と声を上げる。
「うーん。なんか僕らって宴会ばっかしていませんか?」
「そんな事ないわよ。ほら長谷川君も。おーッ!」
「お、おー???」
 一人翔輝だけが苦笑いしているのであった。だが、その表情にもう悲しみはない。大和との絆は、 




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