傷と信頼
- カテゴリ:小説/詩
- 2016/07/29 17:24:46
あなたといると安心するのに
何故だろう
時々凄く怖くなる
自分を失ってしまうような、そんな気分
気付くと暗闇にいて
後ろからは何かが迫ってくる
大きくて真っ黒なそれは僕を捕まえようと手を伸ばす
逃げるけど向こうの方が足が速くて
追いつかれそうになった時
あなたの言葉で夢から覚める
ガタガタ震えちゃって、本当情けないですよね
笑っちゃっても良いんですよ?
そう言ってもあなたは黙って首を振る
優しく笑って僕をそっと抱き起こして抱きしめてくれる
あなたのそのぬくもりに
その笑顔に
一体僕は何度救われているのだろうか
あなたの傍にいる
ただそれだけで
僕は僕を取り戻すことが出来る
笑って明日を見ることが出来るのですよ
☆所々敬語口調なのは
相手との間には身分差があったから
昨日書いた『傷と安心』の彼バージョンです
あーあ、救われてほしいですねぇ彼(シエル)
……シエルをここまで突き落としたのは作者である私なんですけど笑
で、でも頑張ってエルちゃんに手を引っ張ってもらって
なんとかこれでも傷が癒えた方なんだよ!?
ふたりに命を渡して物語を進ませたのは間違いなくこの私だよ!?
……何でこんなに焦っているのでしょうかねぇ笑
そう考えると、小説家とか漫画家って、凄い半面
話によっては酷いことしてますよね(殺したり苦しませたり)
それが宿命なのかなぁ……
でも救われる話、良いじゃあないですか笑
映画の前振り!
おぉ、そんな大層なものじゃないですよ笑
私もせめて小説の中だけではハッピーエンドを!という持ち主なので
救われる=ハッピーとしています
でも、救われる話書くの、結構大変だと知りました笑
映画の前振りみたいです?
救われる話っていいですよね
悲劇はイマイチ好みませんから・・・