脱線しまくったブログお題に載せた

小説の詳細です



少年は、神様です

といっても見習いみたいなものです

両親が神様

神主さんが途中で話していた
昔話に出てきた

唯一他の神々が人間を見捨てた中
必ず優しく、美しい人が来てくれると信じ続けた神の末裔です

上記のお願いした神様は、少年の祖父か曾祖父あたり



少女が願った

「お友達でも何でも良いです。
わたしをひとりぼっちから解放してください」を聞き

「友達になってやろうじゃないか～」みたいなノリで現れました

ずっとどこか見えない場所で
毎日お願いに来る少女を見守っていて
叶えてあげたくなったのでしょうね


人間として現れたため、

少年は少女に
神主の息子、と嘘をつきました

神様です！なんて言えませんからね笑

あと絵がないのですが
少年は手ぶらです

神社で唐突に現れたのに
荷物を持っていなかったら変だと思ったのでしょう

それもあり
少年は少女に神主の息子、と嘘をつきました

神主さんはよくお供え物をしますし
書かれていたようによく境内の掃除もします

神社＝少年たち一家の家みたいなものでしょうから
綺麗にしてくれて食べ物を供えてくれる神主さんは

少年たち一家からとても気に入られているので
思わず息子、だと名乗ったのでしょう

神主さん本人は独り身です
最近のお悩みは神主の跡継ぎがいないこと





そして何故少年が突然姿を消したのか



少年は神様だと言いましたけど
じゃあ一体何の神様？

雪です

雪が多く降る地域のお話だったので
雪を祀る神様でした

雪を祀る神様は私の勝手な妄想です


毎日のように訪れていた少女と
少年はもっと会いたかったものの

冬が終われば雪が消え、自分たちも消えはしないがどこかへいく
人間が見えないどこかへ行き、また次の冬に姿を現す

そのいわれの通り、少年も一家も
雪が消えたため、別れざるを得ませんでした

途中で少年は
自分は神様で雪が消えたらいなくなるのだと言おうとしたのでしょうが

少女があまりにも楽しそうだったので
水を差すような真似は出来なかったのでしょう……



どこかへ行った少年一家でしたが

（どこかはわたしでも不明
伊勢かな？笑）

少年は少女を忘れることは一切出来ません

落ち込む少女に
家族はとても心配しています

（大家族そうですね…兄も姉も弟妹もいそう）

そんな少年に
父はいいました

（昔話に出てきた神様の息子か孫がお父さん）

どちらか選択しろ、と



少年は、

人間となって少女の元へ戻るか
このまま神様として生き、毎年冬になったら会うか

選択を迫られ…
少年は、迷いながら、少女のいる村へ戻ります

（どこかへ行っただけで消えたわけではない。
渡り鳥みたいなもの）

そこで少年が見たのは
少女が必死に少年に会いたいとお願いする姿……

少年は
神様としての自分を捨て…人間となることにしました



そしてそのことを父や家族に言いに行った時言ったのが

最後の
「……ほら！やっぱり信じてきて良かった！」

です

多分父ぐらいの代で

「やっぱり欲深き人間を信じるのは止め
あの神社も取り壊そうか…」などといった話が出ていたのでしょう



少年は人間となり少女の元へ戻り
全てを話した果てに、一緒にいようと誓います

そしてその後
少年は神主さんの本当の息子になり

神社の跡継ぎとなりました



きっとこの先
言い伝えられていくのでしょう


『この街にあるたったひとつだけの神社は
多くの神々が人間を見捨てて行った中
唯一見捨てなかった神様が残し

そして現在は
人間に恋をした神様がいるんだよ』……と



…良い話ですね（自分で書いてホロリ）

今度改めてまとめて
野いちごに載せようかな…

ちゃんと少女と少年の名前を付けて



作中の

『もうすぐでカラスが鳴く時間』というのは夕方です

「カラスと一緒に帰りましょう～♪」という歌詞が浮かんだので
少し幼稚な表現かもしれませんがそうしました



ちなみに恐らく少女は

大きな街から転校してきたばかりなのでしょう

きっと人見知りな子で
「以前住んでいた所はどんな感じ！？」と聞かれてもまともに答えられず
そのせいで浮き気味…みたいな感じです



恋愛、友情

どちらも詰まっているお話です




『雪が降る街で』（仮名）　米本美生・著