Nicotto Town



道東旅日記6-釧路湿原編ファイナル

ミニゲーム「金魚すくい ~2020~」の結果

通常モード

今回の点数:

【すくった金魚】
…    1点  ×
50匹
…    3点  ×
15匹
…    5点  ×
4匹
…  10点  ×
3匹
…  30点  ×
2匹
…    1点  ×
2個

もー、モーニングって時間にやることじゃないなぁ。
本日1回目だけど、金魚すくいも惰性になってきてしまってる・・・

【道東旅日記6】
これで釧路湿原編はラスト、たぶん。

夕焼けに包まれたラーメン店で、
おばちゃんオススメの味噌ラーメンを注文。
「蚊取り線香がついてましたけど、まだ蚊がいるんですか?」
「蚊ではなくてハエ除けで。今年はハエが例年より多いんですよ」。
効果あるのかなぁ、と思ったけれど口には出さず。

コッタロ展望台行きまでの経緯など話していたら、
「あの橋は地盤が崩れてしまってるから建て替えに。
完成するのは令和5年になるらしいですよ」。
ってことは、車が入れないから当分は静かに道を歩ける!

「あの道にも、来年には街路灯がつく予定です」
そうかぁ、なけりゃ不便なんだろうけど、人工物が建つとツマンナイなぁ・・
って思うのは、旅人の勝手な思いなのかもしれない。

そのうち、三十代前後の女性客が入ってきて、
三人で話を交わすようになった。
札幌在住で休日などに、マイカーで道内各地を巡ってるらしい。
仕事とか、独身なのかなんて聞くのはヤボだから一切聞かなかったけれど。

紅葉の名所とか、花の話、雪のこと・・・
「さっき、猛スピードで2台の車を追い抜いていくのを見ましたよ。
僕も車で北海道を回ったことがあるんですが、
他県ナンバーやレンタカーは狙い撃ちされるから自重運転しましたけど」
「そう、道民の運転は荒っぽい人が多いんですよ、事故も多いし。」

その女性が注文したチャーハン作りを終えたおばちゃんは、
過日来店した馴染みのカメラマンから貰ったという写真集を開いた。
「その写真家の別の写真集を持ってます!」
とスープを飲みながら女性が言った。
「そのカメラマンの木々を撮った写真が好きなんですぅ~」
実は僕の祖父もプロカメラマンで云々の話や
白鳥らしき姿を湿原で見たと言ったら、
「今日、この近辺に丹頂が4羽、飛来してましたよ」だって!

そろそろと腰を上げかけたら、
「まだ列車まで時間があるから、コーヒーを淹れたので飲んで行って」。
この店にも、湿原にもまた来たいと痛切に思った時間だった。

あと列車の発車時刻まで20分あまりになって、店を後にした。
駅まで8分足らずで行けるって言うからのんびり歩いてたら、
なかなかたどり着けない。
通り過ぎってしまったんじゃないかと焦り始めた。

ポツンポツンと街路灯はあるが、他は漆黒の世界。
駅の場所を聞こうにも歩いてる人はいないし、店も開いていない。
交番を見かけたので行くと、「巡回中」のプレートがブラブラ。
焦りまくって道を折れて、あるはずの線路方向に歩を進めた。

突き当りで右を見遣ると、遠くに駅舎が淡い灯りの中で浮かんだ。
小走りに駆け、駅舎内に飛び込むと
「まだ大丈夫ですよ~、列車が来るまで時間がありますから」
って、ベンチに座っていた女性が笑うように言った。
湿原を貫く道ですれ違い言葉を交わした、あの女性だった。

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2020/11/10 16:03
ラピスさんへ
  「巧みな文章術」って書かれるとテレますが、
  情景が浮かんでくる、気持ちが伝わる、
  そんな文章を書くようには努めています。

  でも、この日記欄は文字数制限もあり、
  割愛せざるを得ない所も多々あって、それがちょっと残念。
  まぁ、ダラダラ長く書きゃあいいってもんではないですけどね。
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2020/11/10 12:05
イッコウさんの文章を読んでいると
映画のように情景が頭の中にぱぁ~っと浮かんできます。
巧みな文章術にぐいぐいと引き込まれて
オチがまた良くて・・・
連載小説みたいですね。

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2020/11/08 02:16
すみれさんへ
  熟読?してくれてるみたいで、
  恐れ入谷の鬼子母神です。

  摩周湖編とか納沙布岬編とかも書こうかなぁ・・・
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2020/11/07 22:42
もしや、ラーメン屋で再会?と思ったけど、
会話の様子にそんな気配もなく、違う方みたいね?と読み進んでいったら、
最後に前の女性が出てきて、今度こそ再会だぁ~となりました。
物語として、とてもいいオチでしたね。(^^♪
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2020/11/06 23:52
すみれさんへ
  そうか、三十代ぐらいの女性と両方とも書いていた!
  最後のオチみたいな終わり方の記述で、
  違うって分かったろうけど。
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2020/11/06 23:49
らるさんへ
  僕の旅は、声を掛け、声を掛けられって旅なんです。
  多くは一人旅ですが、連れがいてもいなくても。

  ガイドブックやスマホなんか見るより、
  よっぽど生きた情報が得られたものか。
  
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2020/11/06 22:16
ラーメン屋のおばちゃんじゃなくて、
お客さんの女性と湿原の女性です。
同じ三十代くらいだったので、
そのくらいの女性で一人旅をされる方が、
意外にいらっしゃるのだなぁと思った次第です。
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2020/11/06 21:13
なんかいい感じの旅ですね〜
旅した土地で声かけられるのって嬉しいですよね♪
逆の立場でもなかなか声ってかけられなかったりするからw
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2020/11/06 06:17
だいしょうじさんへ
  咳が止まらず、起きてしまいました。
  さっき、コンタック咳止めを飲んだところ。

  やっぱり函館でしたか。
  大沼周辺に住みたい、って思った頃がありましたよ。
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2020/11/06 04:43
また開店させるのを忘れていました~汗。
今ちゃんと店を開きましたので、どうぞよろしく♪

函館の西部地区に生まれ育ちました。父方の祖父母は札幌の人です。そこまでしか知らない北海道ww
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2020/11/05 20:36
すみれさんへ
  ラーメン屋のおばちゃんと湿原で出会った女性が
  同一人物と思わせるような表現があったかなぁ・・・
  あったら、僕の筆力不足だけれど。

  いろんな意味でちょっとの勇気があれば、
  多様な、面白い体験ができますよ。
  それがなければ旅じゃない・・・
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2020/11/05 20:31
つばささんへ
  僕は不思議と人と上手く関われるんだよ。
  会津若松でもバス停に立っていたら
  近くの土産物屋のおじさんに声を掛けられ
  店で茶をご馳走になりながら話し込んでいたら、
  バスが行ってしまった・・・
  すると、「いいよ、俺が駅まで送っていくから」

  祖父はかなり有名なカメラマンだったらしい・・
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2020/11/05 20:27
だいしょうじさんへ
  道南生まれなんですか!
  函館あたりなのかなぁ、塩ラーメン食べたいけどまだ食べてない。

  都会はともかく、地方に行くとあったかい人が多いですよね。
  風景や食べ物より、
  僕は人との触れ合いに魅かれて旅をしてるのかもしれない。
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2020/11/05 20:22
みかん星さんへ
  釧路湿原編はファイナルにするよ。
  この後の話もあるんだけどね。
  納沙布岬編とか湯沸湖編とか、書くかもしれないけどね。

  金魚すくいも飽きてきた。
  ランキング挑戦までやる気力がなく、5回やれば充分って感じ。
  さっきランキングの様子を覗いたら、210点超えする人もいたんだよ。
  お立ち台に立った人は除外されるから、今は低レベルになってるけど。
  大きなポイや金魚バケツなしで、スゴイよね。
  上には上がいるから、僕なんか下手っぴだよ。
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2020/11/05 17:47
列車に間に合ってよかったですね。
ラーメン屋さんの女性と湿原の女性は、別の方なんですね。
女性の一人旅も結構いらっしゃるのですね。
写真集を持っているということからも、
グルメや映え目当ての今時女子ではなく、真に自然を愛する方なのでしょうね。

ゆったりした時間で、地元ならではの情報を得られたり、
素敵な体験ですね。
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2020/11/05 16:26
なんか、小説みたいだなぁ・・・
初対面の方と、仲良く話に花が咲くのも、旅の醍醐味?
イッコウさんの人徳かね~

おじいさまが、プロカメラマン!の事実にびっくりだよ。
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2020/11/05 08:54
旅日記、読んでて風景が目に浮かびますね♪
道産子って、底抜けにお人よしだけど、道外の人と常識が違うからね。

道南の地に生まれ育ったから、道東は20歳のころ友達と旅行したことが一度あるだけ。
女性二人だから、コースにしたがって、親戚の家に泊まってと・・・安全旅行でした。
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2020/11/05 08:00
ファイナル(。´・ω・)?まだまだつづきますよねm(_ _"m)(^O^)/
はなしかわり、金魚ちゃんはさすがです、もう脱帽~♬



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