東雲
- カテゴリ:日記
- 2010/08/29 06:44:17
いつも5時起き。まだ薄暗い。私は夜明けの、薄紫にあけてくるのを見るのがとてもすき。雲があれば、その端が何とも言えない微妙な色に染まってくる。
わざわざ、蚊の出る戸外に行ってまで朝空を見ようとは思わないが、車で遠出するなら夜行派なのだ。夜、布団に入っても深夜目が覚めてしまうので、そのまま出かけることが多かった。
夜は全然見えない山が、明け方になって暗い影のように浮き上がる。ヘッドライトをいつ頃消そうかなと考えながら走っていると、淡い色が空を染め始め、山がだんだんただの黒い影でなく深い色へ変わっていく。
朝の空気は少しひんやりして、車が少ない分きれいに感じる。ずいぶん走ったな、一休みしてコーヒーでも飲もうかなと思う。
何からも切り離されて自分一人だと感じる時間、とてものびのびしたものだった・・・
今はだめ。自分としてはかなり無理をして、家庭生活を送っている。決まった時間に決まったことをしなければならない生活はストレスなんだけれど。
いつか、車に寝袋積み込んで、海岸沿いに気ままに走ってみたいな。朝の海が眺められるところで熱いコーヒーを飲みながら、人間で良かったな、車の運転ができるから、とピント外れな感謝などしながらね。
枕草子かと思いました。