高速バスに乗った
- カテゴリ:日記
- 2010/09/28 21:08:02
私は夜行高速バスが好き。ダンナが単身赴任をしていた5年間に、広島大阪間のと広島東京間の、ずいぶん乗った。
疲れるから嫌だという人は多いけれど、私は苦にならない。禿頭のおじさんがまぶしかったり、行き帰りともすごいシャカもれのヘッドホン兄さんと近くに乗り合わせたり、孫自慢のおばさまに寝るのを邪魔されたり、いろいろあって面白かった。
最近はとんと利用する機会が無くて残念だったけれど、久しぶりに「くにびき」号(大阪~出雲市)にのった。行きは夜行、帰りは昼行便。
あの、バスの大きな車体が、すうっとホームに寄ってくるとわくわくする。指定された座席について、周りはどんな人かなと見回す。ごくごく普通の人だと一安心。
たまに、どう見ても仲が良くはなさそうな嫁姑や、ニンニクのにおいをきつく漂わせるおじさんだったりするが、これは「ハズレだ~」と思う。
今回は女性が多かったので、「当たり」かな。たまにおしゃべりが耳障りなグループもあるけれど。
なぜ、自分が高速バスが好きなのか考えると、たぶん普段は運転手だからなのだと思う。自分がハンドルをもっていると、きれいな景色も珍しいスポーツカーもちらっと見るだけ。おまけに車はちっこいから、見晴らしが良くない。
タクシーでも心ゆくまでよそ見はできるが、案外話し好きの運転手だったり、懐の寂しいときにど渋滞にひっかかったりすると、景色どころではない。
バスだとその点安心してキョロキョロしたり、居眠りしたりできるのだ。そして、夜が好きな私が安全に夜を堪能できるのが夜行高速バスということになるのだ。
でも、たまにいるけれど、消灯時間になっても眠れないからと、窓のカーテンを開けたりといった迷惑行為はしない。背もたれに伝わるエンジンの振動を感じながら、とりとめのない考えを巡らす無為の時間を静かに味わうのだ。
もし幽霊になったら、私はきっと夜行高速バスの2階席の真ん前に現れるだろうなぁ。バスは、やはり東京福岡間の「はかた」号が良いな。
仙台--->東京 4000円 新幹線は 10590円
安くて 快適でした。
午後の便で 東京に着く頃 日が暮れる時間帯の