忘れ物を取りに過去へと戻る
遠い遠い過去へと戻る
神様の貸してくれた舟で
時間の河を下って行く
きれいな景色が
川辺を通り過ぎていく
冬の後に秋が来て
秋の次に夏が来る
春の草花が小さくなり
地面へと吸い込まれて行った
そう
私が見たかったのは
この燃える紅葉だ
この輝く強い光だ
この...
忘れ物を取りに過去へと戻る
遠い遠い過去へと戻る
神様の貸してくれた舟で
時間の河を下って行く
きれいな景色が
川辺を通り過ぎていく
冬の後に秋が来て
秋の次に夏が来る
春の草花が小さくなり
地面へと吸い込まれて行った
そう
私が見たかったのは
この燃える紅葉だ
この輝く強い光だ
この...
贈り物をあなたにあげる
赤い一輪の花を添えて
贈り物をあなたにあげる
純白の愛の手紙を添えて
夢の中であなたにあげる
ほんの一瞬の笑顔を添えて
夢の中であなたにあげる
私の心いっぱいの思いを
やさしい
春の風に乗せて
夢の中で
あなただけにあげる
初夢
きっといい夢をみますように!
...
U ZU MI BI
いつから私は
灰の中にいるのだろう
私の燃える心は
あなたにどうすれば届くのだろう
目をつぶりあなたの気配を感じている
息を殺しあなたの声を聞いている
灰に埋もれた私を
見つけてくれるのは何時ですか
私の熱く燃えている欠片を
見つけてくれるのは何時ですか
涙は流さな...
冬
駅のトイレに落ちているホッカイロ
ホームで踏まれている使い捨てマスク
ではあなたが落とした物は
何
言葉・・・
それは手から落ちて粉々になった
それはあふれた涙に浮かんでいる
それら一つ一つを拾い集める
それは滲んでしまった言葉
それは中身のない空っぽの言葉
これ
どうしますか
ド...
木にも意識があるのでしょうか
それは10年来車窓よりみている
広い河原
そこには何十本の木が生えている
下には背の高い雑草も群生している
木にも種類があるのだろう
春に芽吹く時期が違う
枯れてしまったのかなと最初は心配したが
数週間の遅れで明るい緑の葉が生まれてくる
12月下草は枯れて行き...