夕飯の片付けが終わり、母が珈琲を落とし始めた。珈琲サーバーがコポコポと音をたてはじめると、キッチンから香ばしい匂いが漂ってきた。父はソファーから立ち上がると、冷蔵庫からシャトレーゼと印字された紙箱を取り出した。
父は、金曜日の仕事帰りに、シャトレーゼでスイーツをお土産に買って帰る。お小遣いの少ない父...
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沖人
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有朋自遠方来 不亦楽一乎
- カテゴリ： 友人
- 2022/08/20 10:21:26
友あり、遠方よりきたる、また楽しからずや。気心の知れた古い友人と、久しぶりに会い語り合う。こんな嬉しいことはないであろう。
遠方より来たのならば、お土産があるはずである。手土産は、虎屋の羊羹のように、ちょっと高くて、自分では買わないようなものであったり、ご当地の名物が一般的である。
短い期間であった...
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世間は、夏祭りや墓参りと騒がしいが、どこにも行くところがない。退屈なので、ジョギングに出発した。通気性のないウィンドブレーカーを着ていたら、汗が噴き出す。まだ、半分も走っていないのに、くらくらしてくる。このままでは、路上で行き倒れである。
気力を高めるために、夕飯のメニューを考えながら走る。お盆期間...
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早めに夏休みをとり、土曜日に四国に向かった。北海道から四国への直行便がないので、神戸空港で降りて、高速バスで四国に向かうことにした。
迷子になっても大丈夫なように、飛行機が着いてから4時間後のバスを予約したが、空港から20分でバスターミナルに着いてしまい、とりあえず、お昼ごはんを食べることにした。
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