～無気味な屋敷内～
＊「誰か来ないかしら♪～こっちに来ないかしら♪～」
俺は、無気味さを古びた建物を彩らせるのにうってつけの歌声が聞こえてきたので、誘われるように、そちらへ行ってみた。
一緒に来ていた玲治と功徳林を置いて。
すると、歌の続きが聞こえてきた。
＊「こっちに来ないかしら♪～勇敢で素敵なお客さん♪～」
悟「こんな歌唱力を持ってるなら、歌手とかにでもなればよかね？」
と、ボソッと褒め言葉を言ったら、よほど嬉しかったのか歌声が続いた。
＊「誰か来ないかしら♪～こっちに来ないかしら♪～
　　こっちに来ないかしら♪～私の素敵なお客さん♪～」
歌声を元に歌声の主を探し続けた。
・・・そして、ついにその部屋を見つけた。
悟「おい、来たぞ。だから、ドアを開けな！」
すると、歌声は止んでこんな声がした。
＊「いらっしゃい。今、ドアをお開けしますわ。」
ドアを開けてくれたので、入ってみた。

～部屋の中～
中は、建物の外側と全然違って綺麗にされていて女の子らしくピンク色で統一されていた。
そいつは、何故か、人形だった。
＊「あなたが、初めてよ。私の歌声に怖がらず普通に接しようとしてくれたのは・・・」
悟「それで、何で俺たちをここに呼び寄せたんだ？」
そいつは、俺をピンクの柔らかいソファーに座らせて、ミルクとビスケットを勧めてから、
事情を話し始めた。
飲み食いしながら俺はそれを聞いた。
＊「寂しかったから・・・数年前、遊ぶのに飽きたって理由で捨てられたから・・・」
話終えた途端、人形は泣き出した。
悟「泣くなよ。この街の犬に恐れられているサイボーグ犬の俺が泣かしたみたいだし、こ、紅茶に涙をおとしたら、冷めるし・・・」（てか、人形が泣いてたら怖いっつうの）
俺の言葉に人形は首をかしげて俺の目をじっと見つめた。
＊「サイボーグ犬？どう見ても、あなたは普通の犬でしょ？」
悟「６，７週間ぐらい前まではな。けど、ある馬鹿に俺は改造されて、使い魔としてこき使われてる訳だ。」
＊「へんてこな運命ですわね～」（ほほえみ）
悟「それを言うな！」（ほほえみ）
その後、俺達はたわいもない話をしまくって、
最後に
＊「今日は、楽しかったですわ。・・・それで、あなたのお名前は・・・」
悟「ん？俺は悟。てめぇは？」
＊「名前なんてありませんわ・・・」
するとそこへ
玲「悟～大丈夫～？死んでない？」
悟「死ぬ訳ねぇだろ。あ、てな訳で帰るぜ。ビスケットとミルク、サンキュー」
すっかり、忘れていた玲治達の所へ戻ってきてやった。

七「悟～何してるのかな～？」

げ、パソコン使ってる所をばれてしまった！？
問題解決に時間かかりそうだから

続くからお楽しみに！（感想が５件以上で）