もうすぐ、ハロウィンという事で実達は似合いそうな衣装を着てみる事にした。
実は、二口女（満月の夜に恋する男性を食べてしまう妖怪）で
その先輩の玲治は、鬼（平安時代は、病気や災いを運ぶ事で恐れられていた妖怪）で
副リーダーの晃は、子泣きじじぃ（夜中に赤ちゃんの泣き声で脅えさせる妖怪）で
新入社員の葵は、小豆洗い（小豆をじゃりじゃり鳴らせて怖がらす妖怪）で
実達が勤める狐課リーダーの光は、ぬらりひょん（日本妖怪の王様的存在の妖怪）になっていた。
光「よし、あとはある人をここへ呼びたいと思っている。」
実「ある人？」
玲「それって、それって光の彼女？うわ～勇気ある～」
晃「晩ご飯は、赤飯にでもしなく・・・」
晃が、最後まで言いたい事を言い切ってしまう前に光は彼の頭を殴った。
光「人の話は最後まで聞きやがれ、馬鹿者。」
実は、光の言葉に不審を感じてカレンダーをめくってこう言った。
実「七川冷さん・・・そっか！今日は冷さんのニコッとタウン入会１周年の日なんだ！」
玲「あ～物語の修行とか言って図書委員の書記係になったり放送部員になったりしたあの子ね～。そっか１年になるのか～」
葵「へぇ～」
どうやら、ばれてしまっているらしいので私は存在を見破った洞察力と観察力に敬意を表すつもりで堂々と棺桶を持って彼女らに現れた。
私「よく、わかったね。誕生日を祝ってくれたみたいでとても嬉しいよ！」
葵「あの～ずいまぜんが、ぞの服を脱いでぐれまぜんが？猫アレルギーなので・・」
諦めて、ばけ猫の服から着替える事にした。

続く！