Nicotto Town



上司の嘘を見抜く方法

どうにも他人事ではない話を知人から聞いた。
とある大企業の子会社なのだが、やけに上司の愛想が良くなったと思ったら、ある日突然その会社が清算される、つまり消えてなくなる事が発表されたのだとか。

業績悪化のうわさは何年も前からあったのだが、管理職のほとんどが親会社からの出向者で、早く言えばその子会社の運命なんか知った事じゃねえよ、という態度だったそうで、みすみす手遅れにしてしまったのだとか。

今のご時世、どこの会社でもそういう事は起こり得るから、上司にだまされないようにするのもサラリーマンの必須技能だろう。
参考までに我輩の経験した事を書いておく。

(1) 儲かる話に興味を示さない
お役所や特殊法人ならともかく、民間企業である以上儲けてナンボである。
特に業務縮小やリストラがあった直後なら、まともな上司なら売上が上がるとか、新しい取引先を開拓できるかもしれないとか、そういう話には飛びつくはずだ。
しかし「それはリスクが・・・」とか「どこそこの部署の縄張りを荒らす事になるのでは・・・」とか言って乗って来ない。
こういう場合はまず99%その上司には職場を再建する意思はない。

(2) 部下に馬鹿丁寧な敬語を使う
年上の部下なら上司といえど敬語を使うのは良い事である。
ただ、丁寧さにも限度がある。朝会った時部下に「おはようございます」ならいいが、「ああっ、○○さん、どうもおはようございます。今日もよろしくお願いしますね。」
これは異常だ。まして同年輩や年下の部下にこういう態度で接する上司は何かヤバい事を隠している可能性が大である。

(3) 不良社員といつもつるんでいる
たとえば職場いじめの常習犯で過去に何人も精神科送りにした不良社員がいるとしよう。
まともな上司ならこういう部下とは距離を置くはずである。
近いうちに部下の全員ないし大勢が失業する危険が迫っていて、しかしその事を隠してやり過ごそうとしている場合、味方が必要である。
まともな社員はそんな悪だくみに加担しないから、当然味方になってくれるのは不良社員だけだ。
有能な部下には目もくれず、こういう不良社員といつも一緒にいる。これは危険信号だ。

(4) 労働組合に影響力のある部下とそうでない部下とで態度が違いすぎる
これも部下を失業させる危険が迫っている証拠だ。労働組合に見て見ぬふりをしてもらうために、常日頃からご機嫌取っておこうという魂胆だ。

(5) 業務改善を提案するとこっちの失敗や欠点をあげつらう
部下の誰もが「うちの会社(あるいは事業部門)、やばいんじゃないの?」とうわさしているような状況なら、こういう提案は実現するしないは別として、上司としては大歓迎のはずだ。
ところが、そういう提案をしてきた部下に対して「君はこういう所が悪い」「君だってこの間こんなミスをしたじゃないか!」と喰ってかかってくる上司がいる。
どうせもうすぐつぶれる職場だから、どうでもいいや、俺の知った事じゃないよ、と腹の中では思っているから、という可能性が大である。

(6) 「私が決めた事じゃない」を連発する
前任の管理職が決めた事が間違っていた、あるいは状況が変わって今では通用しない事がはっきりしたとする。
まともな上司なら「じゃあ、やり方を変えよう」となるはずだ。
しかし「私が決めた事じゃない」と言って絶対やり方を変えようとしない上司がいる。
別にこっちは「あんたの責任だから何とかしろ」と言っているわけじゃない。
変えない事によって業績悪化はどんどん進んでしまう。

(7) 何をどうがんばればいいのか?に答えられない
職場が消滅する、あるいは大勢がクビになりそうな状況の時に有能そうな部下に「君ががんばって何とかして欲しい」と上司が言ってきたとする。
部下は当然「具体的に何をどうしたらいいのでしょうか?」と問うだろう。
ここで新規顧客の開拓とか、製品の改良とか、ある程度具体的な事を上司が答えるならまだ大丈夫である。
しかしその部下を「君はリーダーシップが取れる人だと思っているから」とか抽象的なおだてばかり口にして、何をやって欲しいのか全然言わない。
これはその上司が自分が預かっている部署の仕事を全然理解していないからだ。

(8) アドバイスを求めると「君は即戦力のはずだろ!」と返してくる
部下だけで全て完結できる仕事はない。特に前例のない事を試そうとしている場合、上司への事前のホウレンソウ(報告・連絡・相談)は必須のはずだ。
その人が即戦力だという事が、アドバイスを求めてはいけないという事にはならないはずだ。つまり上司に何とかしようという気がないのである。

このうち二つ以上あてはまる職場にいるなら、今のうちから転職先を探しておいた方がいい。
こういう上司や、こういう人を平気で管理職に任命する会社は社員を使い捨ての道具としか見ていない。
このご時世、いざ失業してから職探しを始めたら悲惨である。

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2010/11/21 15:08
あ~、あるかも~

そういった上司に限って次がちゃっかり決まっていたりするんですよね。
うちでは異動間近の上司に特に顕著に見られる傾向ですから。

ケチな上司が突然ご馳走してくれたとか、短気な上司がやけに気長とか、日頃の性格と違うことをし始めるのも要注意です。

まあ、つぶれそう危なそうと見せかけて、自分と合わない部下を追い出す手段に使うこともあるのでアレですが、優秀なサラリーマンなら会社の実体はチェックしているでしょうから・・・
つぶれる前に転職した方が、同じ会社を履歴に書いても価値が違うのは確かです。
アバター
2010/11/21 09:43
ううう。。。

そうなのよね。。

気をつけます。。




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