新聞記者の世間知らず
- カテゴリ:日記
- 2010/12/05 13:45:48
いやはや、最近の新聞記者の世間知らずには開いた口がふさがらない。
とある有名新聞社のサイトに、自民党の衆院議員、今村雅弘氏の政治資金報告書にキャバクラに払った金が載っている事をさも大発見のように得意げに書いた記事を見つけた。
ついでにこの記事、キャバクラをあたかも性風俗店であるかのように書いてある。
確かに一部のモグリのキャバクラにはそういう店もあるが、そんな店なら堂々とネット上にホームページを開いたりはできない。
問題の政治資金報告書は総務省のサイトで誰でも見られる。見てみたい人はまず、ここへ↓
http://www.soumu.go.jp/senkyo/seiji_s/seijishikin/reports/SG20101130.html
それから今村氏の名前の欄のPDFを開いて29ページ目を見れば何と言う店か分かる。
記事中の店の場所、時期、金額から店名は簡単に分かるから、その名前で店のサイトを検索して値段を見て見ればいい。
「え!国会議員がこんな庶民的な店へ?」という話なのである。
国会議員が夜の接待と言ったら、銀座や赤坂の超高級ナイトクラブ、芸能人のような美人ホステスに囲まれて、座っただけで一人あたり万札が吹っ飛ぶ、というのが庶民が想像するイメージだろう。
そもそもキャバクラというのは、そんな高級クラブへ行きたくても行けない安月給のお父さんたちのための廉価版の店なのである。
この不況のご時世にそんな高級店へ行った事を批判したのならともかく、そんな庶民的な店へ行った事の何が問題なのか?
同じ政治資金報告書には庶民は敷居すらまたげないような高級レストランの名前もいっぱい出ている。
ホステスさえいなければ、そういう店で大枚はたく行為は問題ないのか?
ついでにこの記事、明らかに「風俗営業店」と「性風俗店」を混同している。
風俗営業法(略して風営法)に規定されている「風俗営業」とは接待を伴う飲食店と遊技場の事である。
今時、ホステスさんがいる飲み屋なんて珍しくもなんともない。また、男のマスターが一人でやっているショット・バーもこの「風俗営業店」として風営法の規制対象である。
ついでに遊技場とは、パチンコ屋、マージャン店、繁華街によくあるゲームセンターのことである。
上記の記事の理屈が正しいなら、国会議員がゲームセンターでクレーンゲームをやっても大問題である、という事になる。
また、たとえ性風俗店であろうと、風営法に基づいて都道府県の公安委員会の許可を得て営業していれば違法でもなんでもない。
さすがにこれを政治活動費として政治資金報告書に記載したら、それは非常識だが、今回はそういう話ではない。
この飲食費の記載の中で問題にすべき事は他にある。
それは赤坂の、とあるナイトクラブの名前がこの年だけで9回も出てくる、という点である。ここもホステスさんが接待してくれる高級クラブで、値段は上記のキャバクラの比ではないはず。もちろん風営法上の「客の接待をして遊興または飲食をさせる営業」でもある。
こっちへ行くのは問題ないのか?
さらに、この赤坂の店はもう一つ問題になっている。
いわゆるコリアンクラブで、それはいいのだが、朝鮮総連の息がかかっているのでは?という噂が絶えない店なのだ。
中井洽氏が国家公安委員長だった時に足しげく通っていたため、政治家の世界では大問題になった。
日本の外交、防衛上の秘密が北朝鮮に漏れる危険があるからだ。
自民党は今は野党だが、国会議員である以上、その危険は同じだろう。
もちろん、朝鮮総連系のホステスがいようと、北朝鮮とつながりがあろうと、合法的に商売している店なら、あっていけないとは言わない。
やましい所のない自分の金で通うのは個人の自由である。
しかし、昨年は既に北朝鮮との緊張が高まっていたのだから、今村氏も「「李下に冠を正さず」という程度の自粛は必要だったろう。
こういう点には気づきもしないで、年に一回だけ、とある「キャバクラへ行った」という事をさも大問題のように記事にする・・・・・日本の新聞記者というのは、いつからそんな世間知らずになったのか?
少なくとも違法でいかがわしい場所であるかのような書き方をしたら、このキャバクラに対する名誉棄損であり、営業妨害だ。
今は新聞記者と言うと、一流大学出のエリート様と相場は決まっている。また報道機関である以上、清廉潔白が要求される職業である。
しかし「清廉潔白」と、一般庶民の生活を知らない「世間知らずのエリート」は違う。
新聞記者に限らず、ジャーナリストというのは「庶民の目線」から乖離してはいけない。
時には社会のグレーゾーンにあえて足を踏み入れる、という勇気も必要だ。
そうでないと、今のような混迷した日本社会の本当の問題を見つけ出し、まして解決策を探る事などけしてできない。
電話セールスの住宅セールスマンと、モデルルームの住宅セールスマンのごとく。
2ちゃんにこう書いてあった、以上、とか。
Webは読者数が少ないし、すごく原稿料が安くててきとーとか、そういうこと無いでしょうか。
成長が早く見たいなぁ(*☆▽<)w。°ゎくゎく◇◆◇◆
知らずにやっていても、わかっててやっていても問題。
読者の気を引くために、仕事だから、生活かかっているから、とか
だからってその表現でいいのか?という気がしました。
単純に世間知らずなら残念すぎます。
話をしている段階ではオープンにできないことなんて会社でもざらにある話ですから、国益に関するような部分は仕方がない。
ただし、これが個人の趣味や私欲による支出と区別がつきにくいのが難点。
本当はマスコミにはその観点で私欲に溺れる政治家を監視していただきたいものですが、若い頃から記者クラブ巡りしかしていない人が独自の視点で切り込むというのは現実には難しいでしょうね。
本当の報道を期待するなら記者クラブはつぶすこと。
民主党も管理できない怖さを知ったから、与党になってから記者クラブと馴れ合ってしまっているのだろうけど、マスコミが一緒になっていたら自分の首を絞めるのと同じだと思う。
その方、、よっぽどキャバクラに、いきタァーーイんじゃないの??
素人だって、、そっちの高級倶楽部の方が、、怪しいと思うわ。。。
困ったもんですね、、、しかもそれを記事にしてるってことは、、誰もチェックしてないのかしら??
その新聞社、、、あかんねー