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「ゴジラ」が調査捕鯨船を襲撃

シー・シェパードという過激な反捕鯨団体が今年も日本の調査捕鯨船に妨害活動を仕掛けてきた。
このニュース自体は「またか」と思っただけだが、シー・シェパードの船の名前を見て、吹き出してしまった。

今季、シー・シェパードは3隻の船を投入しているのだが、なんとそのうちの一隻の船名が「ゴジラ」なのである。
もちろん日本が生んだ怪獣映画の金字塔の、あのゴジラである。

この船、昨年日本の捕鯨船に体当たりして沈没した高速船の後継ぎとして購入した、シー・シェパードにとっては最新の船だ。
この「ゴジラ」という命名、明らかに日本の一般国民のウケ狙いのようだ。

英語だが、シー・シェパードのサイトに船の紹介がある。

http://www.seashepherd.org/who-we-are/the-fleet.html

ゴジラ映画のシリーズは世界各地でも公開されていて、英語圏では「Godzilla」と表記される。この方が日本語の「ゴジラ」の発音に近いからだ。

だが、シー・シェパードはこの船をわざわざ日本式のローマ字表記で「Gojira」と名付けている。
単にゴジラのイメージがかっこいいから使ったのなら、欧米で一般的な「Godzilla」にしたはずだ。

日本人に分かりやすいように「Gojira」にしたのだろうが、馬鹿馬鹿しいにも程がある。
日本でシー・シェパードに対する反感が強まるばかりだという事実にやっと気がついて、そこで日本人に媚びるためにこういう命名をしたのだろうが、笑われるか、逆効果か、そのどちらかでしかあるまい。

そもそもゴジラの第一作は、水爆実験にショックを受けた被爆国日本の恐怖をベースにしたストーリーである。
核兵器が生み出した、破壊の権化としての怪物。それが本来のゴジラのイメージである。

1960年代から1970年にかけて製作されたゴジラシリーズでは、そういうシリアスな設定が失われて、ゴジラはキングギドラなどの宇宙怪獣から地球を守るために戦う「正義の味方」として描かれた。

おそらくシー・シェパードの幹部は、この「単なる娯楽作品としてのゴジラシリーズ」のイメージから船をそう命名したのだろう。
しかし、これは日本人にとっては時代遅れな、老人じみた発想でしかない。

1984年に再開されたゴジラシリーズでは、ゴジラは徹頭徹尾、人類を脅かす恐るべき脅威として描かれている。
少なくとも30代ぐらいまでの若い世代の日本人にとってのゴジラのイメージは、理不尽な破壊と殺りくをもたらす、悪役でしかないはずだ。

そこを勘違いしてわざわざ船を「Gojira」と名付けたというのなら、シー・シェパードの日本理解も底が知れたと言わざるを得ない。
このゴジラ号、せいぜいシー・シェパードのイメージをますます悪くすべく、がんばってもらおう。

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2011/01/03 18:42
ランダム訪問感謝。
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2011/01/03 18:11
グリンピースの話は御法度じゃなイカ?

ゴジラは核戦争反対のメッセージが込められた作品なんだと、今更誰が言えようかw
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2011/01/03 01:42
名前とかなんとかいうレベルの問題をはるかに超えていると思うのですがね、かの団体は。
本当に日本人全般に支持してもらおうというなら、日本の捕鯨文化の勉強から始めるのが妥当でしょうが、かれらは環境団体に名を借りた差別主義の寄付金目当ての団体ですから、自分より劣っていると信じている民族の文化に敬意を払うなんてことはおそらくないでしょうね。
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2011/01/03 01:32
「尖閣」って書いたほうが、ネトウヨ・ネトナチ・噴青に効果あったのに。
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2011/01/03 01:14
私はゴジラ、大好きです。^^
暴れんぼうのゴジラ君。
動かない相手には、興味を示さない、ケンカ好きのゴジラ君。
私は基本、やんちゃ好きなのかもしれません。(笑)
シー・シェパードの名付けに関しては。。。微妙です。(^-^;




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