Nicotto Town



中国のステルス戦闘機

中国が新型のステルス戦闘機のテスト飛行を行い、それを国内のネットで報じたそうである。
開発段階なら秘密にするはずだから、もう完成していると思っていいだろう。

これで中国の軍拡の方向性がはっきりした。
現在の米軍と同じような軍隊を持とうとしているのだ。

ステルスというのはレーダーに映りにくいという意味である。
以前の戦闘機はレーダーの探知圏内に入ればすぐに見つけて追跡する事ができた。
だから、攻撃される方も早めに戦闘機を迎撃に向かわせる事が可能だった。

それに対し、ステルス機はかなり近くまで来ないと、レーダーに映らない。
機体がレーダーの電波を吸収したり拡散させる構造になっているからだ。
だからレーダーに映って気がついた時には、すぐそばまで来ていて、既にミサイルが発射されていて、次の瞬間にこちらがドカン!という攻撃が出来る。

そして中国が独自に開発した新型機であるようだ。
長年、中国の戦闘機は旧ソ連のミグ、スホーイという機種だったが、ネット上の写真を見る限り、ユーロファイターに近い形をしている。
操縦席のすぐ横に小さな翼がある点がそっくりだ。

ステルス戦闘機は当然ながら、自国の防衛用ではない。防衛用ならステルス性能は必要ない。
ステルス機能を持たせるにはコストがものすごく高くつくから、外国を攻撃する事を想定したものであるはずだ。

今回ベールを脱いだステルス機が、空母に搭載するための型がどうかまでは分からないが、その可能性は高い。
中国は既に空母を建造中である。旧ソ連で造りかけのままほったらかしになっていた空母を複数ロシアから購入し、建造法を調べつつ造り直している。
独自の空母の建造もすぐに始まるだろう。

そしてその空母には、ステルス性能のある戦闘機や爆撃機が搭載される。
これは現在の米海軍の構成そのものである。

もし中国がそういう空母を多数保有すると、中国本土から遠く離れた国をいつでも空爆できるようになる。
さらに、少し前のブログに書いた「空母殺し」の弾道ミサイルが加われば、アメリカ本土から遠く離れた地域でどこかの国と戦争、紛争になった時、米軍を近寄らせない事ができるようになる。

その国に米軍基地があっても、空母殺しの東風21Dはその基地をピンポイントで狙って破壊する事もできるからだ。
駐留米軍基地が壊滅し、かつ米海軍の空母が近寄れない状況で、中国の空母が乗り込んで来たら、まず勝ち目はない。

地上部隊を送り込むには強襲揚陸艦が必要だが、ロシアから買った空母は小型ないし中型だそうだから、これを兵員輸送用に改造すればいい。

たとえ地球の裏側でも、大量の戦闘機で空爆をかけ、相手の反撃力をあらかた奪って後、地上部隊を突入させ短期間で制圧する。
現在これが可能なのはアメリカだけだが、中国が同じ能力を持ったら世界の軍事バランスが一変する。

今後アフリカなどで地下資源や水資源を巡って戦争が起こる可能性がある。
アメリカは建前上は「世界の警察官」を自任して国際紛争に関与してきたが、中国がどういう姿勢で他国の戦争に関与するか?

それ次第では、世界は再び「帝国主義戦争」の時代を迎えるかもしれない。

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2011/01/12 19:50
シビリアンコントロールできてるのか心配です。
物騒すぎます。
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2011/01/12 18:06
今の地球は、戦争したい人が増え続けるような
環境になっちゃってるんでしょうかね。残念。

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2011/01/12 04:48
中国の発想はある意味ワンパターンです。
分裂していたものを力でひとつにし、力を誇示することにより国としての体裁を保つ。
国力がついてきたら必ず領土拡張を図る。
力が衰えたと足元を見られたら王朝は亡び分裂する。
今は「共産党」王朝の正当性を主張するために国威発揚が必要な時期なのでしょう。

対する日本は前の方も書かれているように潜水艦の配置を充実させることと、いざというときの資源分断について同盟国と図っておくこと。
中国は資源があるように見えてかなり輸入に頼っていますから。
そのためにも日本の軍備の位置づけを明確にしておく必要があるのですが、政府には危機感が薄いですね。
位置づけられていない武力ほどやっかいなものはないというのに。
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2011/01/11 23:48
それで、対抗措置として潜水艦の数を増やしたのでしょうか。日本は
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2011/01/11 22:12
いやだいやだ。。。。

戦争は嫌だ。。。

なんでそういう発想に、、なるんだ???

どんだけ戦争好きなんだ中国。。。




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