大相撲は国技である、だからこそ
- カテゴリ:スポーツ
- 2011/02/04 21:31:10
大相撲の八百長がとうとう隠しきれなくなって来た。
マスコミはそろって「国技がそうであってはならぬ」という論調を繰り広げている。
あるいは、「もはや国技を名乗る資格はない」という論調もある。
しかし我輩はこう思う。
大相撲はあくまで日本の国技である。
だからこそ、あんな事になっているのだ、と。
上記のマスコミの論調は以下の事を大前提にしている。
すなわち「日本は立派な国で、国民も概して真面目で勤勉である」
だから、その日本を象徴する国技である相撲が、八百長などやってはならぬ、という論理だ。
前提が間違っている。
日本が立派な国で国民が真面目で勤勉だったのは、ふた昔前までの話。
現在の日本社会では、特に企業社会では、八百長、イカサマが大手を振ってまかり通っている。
ズルした奴が勝ち、それが今の日本社会の実態だ。
大相撲は国技だからこそ、その現代日本社会の実態を正確に反映して、あそこまで腐っているのだ。
そういう意味で、まさに大相撲は日本という国の鏡像なのであり、「国技」の名にふさわしいのである。
学生時代、誰でも一度ぐらいはこういうズルをした事はあるだろう。
例えば自分で解かねばならない宿題の問題の答を、友人からまる写しさせてもらった。
最初から守る気などない立派な夏休みの生活予定表を作って、先生から褒めてもらって、しかし全然実行しなかった。
学生ならご愛敬で済むし、後で自分が困るだけで、特に誰かに迷惑をかけるわけではない。
しかし、大の大人が、会社の業務に関して似たような事やったら、どうなるだろう?
今日も職場で自分の耳を疑った。
そろそろ毎年の業務改善計画を偉い人に提出する時期で、職場のトップである上司からアイディアを出せという指示が全員にあった。
ここまではいい。
ところが「~長に今年もやれと言われたので、何か考えて下さい」と、公然と口にしたのだ、その上司が。
上司の上司に命令されたのは本当だろうし、だから何か考えなければならない、それは当然である。
しかし、「偉い人に言われたから仕方なくやる」という態度が見え見えなのだ。
大体そういう指示を部下に出す時に、上司の上司が「やれとうるさく言っているので」なんて事を、思うのはいいとして、部下全員の前で堂々と口にするか?
その少し前、何か言いたそうな顔でわざわざ喫煙所に我輩を追いかけて入って来て、わざとらしく近くに座って、しかし一言も何も言えずにいた。
その上司が我輩に対してそういう態度見せる時は、たいていそういう事だった。
もちろん、自分の職場の事だから、我輩だって知恵を出せと言われて嫌とは言わない。
ただし、それが実行されるなら、の話だ。
以前にも iPad が日本で発売された時に、それを使ったセールスプロモーションを何か考えているのか?と上司の上司が言ってきたらしい。
我輩に「何かない?」と言ってきたので、あるアイディアを教えてあげた。
後日聞いたところでは、それをさも自分が考えた事であるかのように、そのお偉いさんに告げたそうだ。
これもそこまではいい。企業社会ではよくある事だし、それで我輩の部署の立場が良くなるなら、我輩にもメリットはあるからだ。
ところが、うちの上司、何事につけ、そのまた上司に「こういう、いいアイディアを持っています」と報告して、そしてそれで終わりなのだ。
いいアイディアだと思うのなら実行してナンボのはずだが、一度も実行した事がない。
我輩の部署は長年業績不振で、上司の上司もそれを心配してあれこれ言ってくるのだが、肝心の部署のトップが「もっともらしい事を耳に入れて、それでOK」なのである。
業績回復や生産性向上など、起きたら魔法だ。
要するに何年かそうやってごまかし通して、天下り先のポストへの異動の辞令が出るまでの時間稼ぎをしているだけなのだ。
そしてここ十年ほど、そんな事がまんまと成功してきているのである。
こういう風に「立派でも真面目でも勤勉でもない」日本人が、八百長、イカサマでうまく世渡りをして、オイシイ目に遭っている。
それが今の日本社会の現実である。
ズルした奴が勝ち、の国の国技に八百長がはびこるのは、むしろ当たり前の出来事なのだ、と我輩はそう思っている。
昔からあったのではないかと。
お相撲さんたちが、なぜか、普通のスポーツをやる人たちと違って見えます。
アスリートとには程遠く思えるのです。
スポーツマンシップもあまり感じられないし、
国技ということにあぐらをかいているのではないか、そんな気がします。
国技というからには日本人の代表となるようなそんな存在のスポーツであってほしいと思います。
誰よりも強く、かっこよく、そして優しい日本男児にみえように。。。。。
そもそも「八百長」という言葉だって、八百屋の長ベえさんなんて
一般人がやっていた、というのが語源だもの。
日本人が勤勉実直である訳ない!
私は 相撲というのを 二つに分けたらいいと思うの。
もともと、相撲は 神の前での舞 スマイなんだから
伝統の舞としての相撲を国技とする。
で、格闘技の要素のものは
相撲レスリングという競技にする。
その上で、サッカーくじだの 競馬だのみたいに
堂々と 賭けの対象にする。どうかしら?
なんて言葉を聞きますが、みなさん結構悪い人ばかりですねw
そんな中、〇〇をやってる奴等は悪い奴ばっかりだよ!
と言った人がいます。
その人も、それをやっているのですが、普段は楽しくていい人達です。
でも、話によると
日本に大麻を持ち込んだのは、それをやってる人達だとか・・・。
そういった意味では八百長も「日本の風土にあった風習」なのかも。
本当に八百長なくすつもりなら部屋制度や今の給与体系など根本的に変えていかないとね。
海老蔵さんも騒がれなくなって、
ホッとしているかも・・・