秋葉原の新トレンド?
- カテゴリ:日記
- 2011/03/01 22:02:10
先日久しぶりに夜の秋葉原をぶらついて来たのだが、面白い変化が起きていた。
キーワードは「昭和レトロ」と「桜組」である。
秋葉原のまだごく一部にだが、昭和30年代の金属製の看板やらをわざわざ飾った居酒屋などがあるのだ。
もちろんオタク系やアニメの文化とは全く関係ない。
「なんで、よりによってアキバにこんな店開いたの?」と言いたくなるような所だ。
また、天幕で仕切った路上の一角でアイドルグループがミニコンサートをやっていた。
「桜組」、正確にはその「二期生」というグループだそうだ。
もちろん十代のピチピチギャルのグループなのだが、衣装のコンセプトがなぜか「忍者」なのである。
昔の時代物特撮ヒーロー番組で見たようなミニの着物風の衣装で背中に刀を差して歌って踊る、というなんともユニークなアイドルである。
先代の桜組は四人いたのだが、二人は引退、二人は名前を変えて活動しているそうで、その後継ぎのグループということらしい。
意図的かどうかは分からないが、秋葉原の街が抱えている経済構造の問題点と妙にマッチしている。
秋葉原はかつて特殊な電気器具の市場として出発し、家電量販店の街、次にパソコンの街として発展し、それから意図的にオタク文化、サブカルチャーの聖地に変貌を遂げた。
この最後の変身が成功して外国人観光客もよく見かける。
この街の性格の変化は、ウリであった製品が郊外の量販店でも買えるようになった事で起きて来た。
かつて町の電器屋さんにそう何でもあるわけではなかった時代、秋葉原ではかなり専門的な商品や部品も手に入った。
ガード下の小さな店がひしめく辺りには、盗聴器と盗聴器発見機が並んで売ってあって、苦笑した記憶がある。
家電も郊外店の品ぞろえが豊富になると「なにも、わざわざアキバまで行かなくても」という事になった。
PC、ゲーム商品も同様である。
そこでアキバにしかない「ウリ」としてオタク系の商品やサービスを前面に出した結果、今の秋葉原の姿がある。
しかし、オタクの聖地として成功した事が思わぬ副作用を生んだ。
現在、秋葉原の街全体の経済構造はかなり特殊である。「いびつ」と言ってもいい。
というのは、まだまだサブカルチャーへの偏見が中高年世代に根強いため、オジサン世代と女性全般を心理的に締め出してしまった形になっているからだ。
逆に言えば、せいぜい30代までの「若い男性」という限られた層の消費者の財布に過度に依存した経済構造になってしまっているのだ。
東京の繁華街で他にこんな場所はない。
銀座はよく「大人の街」と言われるが、若者や子供連れだって大勢来ている。
渋谷がいかにギャルの街と言ったって、男が入りにくい場所、というイメージはあるまい。
特に外国人観光客に大勢来てもらって世界的に有名な観光地になろうというのなら、この「オジサンと女性が足を踏み入れるのをためらう場所」というイメージは深刻にマイナスである。
我輩が見つけた「昭和レトロ」をウリにした店は中高年世代を、桜組のパフォーマンスは若い女性を呼び戻そうという意図ではないだろうか?
全国区になる前のAKB48に意外と女の子のファンが多かったのは有名な話だ。
「美人過ぎない等身大のアイドル」というイメージが同年代の女の子にもうけていたのだ。
今AKB48のメンバーがアキバの路上でパフォーマンスやったら警察が出動する騒ぎになるだろう。AKB48はもう「アキバのご当地アイドル」とは言えない。
そのポジションを引き継ごうというのが桜組なわけだろう。
確かに路上でミニコンサートをやれるうちが、ファンにとっては一番旬なのかもしれない。
今後の秋葉原の課題はオタクに興味のない、オジサン族と女性をどうやって呼び戻すか、だろう。
そのためには中高年世代が楽しめる場所、女性が一人でもフラッと気軽に立ち寄れるエリアが必要だ。
今のアキバには昔ながらのメイド喫茶は少なく、コスプレ喫茶、コンセプト・バーなどの方が多い。
幸いなのは、そういう所で働いている若い女の子たちが、金のために嫌々にではなく、自分たちも心底楽しんでいる事だ。
彼女らに言わせると、「日常生活では絶対あり得ない格好で、キャラになりきる、それが楽しくてアキバで働いている」のだそうである。
女性を秋葉原に呼び戻す最大のカギは、彼女たちの笑顔なのかもしれない。
秋葉とか分かんないけど・・・
オタクっぽい人が行くってイメージがある。
(そーじゃなかったらごめんなさい”)
たしかに、女性とか、オジサンは入りにくいと思うwww
昭和は長かったので、多分、店の雰囲気と私が過ごした昭和にはかなりのギャップがありそうですが、それでも昭和と平成は違う匂いがするので、懐かしい薫りは感じられそうです。
歩行者天国が規制されてた事に
規制解除のニュースで知りましたw
現在に不満を持ってるからこそ、輝かしい時代だったんですよね(^^;;
やはり、オタクの街って 女性が入りにくいですよね。
でも、女性をターゲットにする方が、もしかして経済的にはよいかもですよ^^財布握ってる場合が多いから(^^;
そうですね、女性のお独り様が 楽しめる街って、安全でステキだと思います。
昭和レトロですか??
へーーー
ちょっと行ってみたいかも??でも、、お味の方はいかがなもんざんしょ??