液状化被害の差
- カテゴリ:その他
- 2011/04/11 17:54:59
3月11日の地震からまる一カ月が経ったが、千葉県浦安市では地面の液状化の被害が未だに復旧していないそうだ。
特に下水道が未だに復旧できず、自宅のトイレも使えない有様だという。
さて同じく液状化が起きた東京のお台場はどうかと思って様子を見て来た。
一見して被害があったとは思えないほど大丈夫であった。
いわゆるお台場の大観覧車と東京ビッグサイトの間あたりを歩いてみた。
お台場の中では一番新しく開発された所で、だから一番地盤がもろいはずの場所である。
東京ビッグサイトから、りんかい線の駅に続く広いプロムナードがあるのだが、よく注意してみると液状化の跡が残っている。
長方形の敷石が地面を広く覆っているのだが、ところどころ浮き上がっていて足で踏むとぐらぐら揺れる個所がある。
また、芝生や街路樹が植えてある土の地面が露出しているスポットとの境目では、敷石が傾いて沈み込んでいる個所もちらほら見つかった。
コロシアムブリッジという大きな陸橋の表面にはあちこちひび割れが入り、点字ブロックが欠けていた。
やはり東京都心の内陸部よりはかなり激しく地面が揺れたようだ。
だが、地下の水道管や下水管が地表に浮き上がった程ではない。
一カ月経った今では、意識的に注意して見ないと気づかないほど修理が済んでいる。
なぜお台場と浦安市でこれほど液状化の被害の程度が違うのだろうか?
東京のお台場と千葉県の浦安市と言うと遠く離れているように感じるかもしれないが、実は直線距離では10キロと離れていない。
モーターボートで行けたら十分もあれば着いてしまう距離である。
お台場も浦安も戦後になってから徐々に埋め立てが進んだ土地である。
大規模な開発が始まったのもともに1980年代からと共通している。
だから、東日本大震災から受けたダメージにそう違いはないはずだ。
これは明らかに、商業用地と住宅地の差である。
お台場にも多少はマンションなどがあるが、基本的にはお台場全体が商業用地である。
また同じ浦安市内でも、東京ディズニー・リゾートの敷地内では地下施設が地表にとび出すほどの被害は出ていない。
もし市街地と同じ状況なら今月中に営業再開など出来ないはずだ。
埋立地が地盤が軟弱で地震に弱いのは確かだが、お台場と浦安の住宅地の差は極端過ぎる。
造成時の地盤固めに大きな差があったとしか思えない。
埋立地は日本全国にあるし、人口密集地も多い。
浦安市を含む首都圏の震度は6だったのだから、あれほどの液状化もまた「想定外」であった事になる。
今のうちに全国各地の埋立地、特に住宅地の地盤の強度を調査して、地盤固めの程度の最低基準を設けるなどの措置を取るべきだろう。
豊洲で液状化が出たようなので、
また議論白熱化も・・・
でも、それで島が使えなくなったということは無く、今も普通に使われています。
あの辺りは当初から高層建築や工業施設、港湾施設など多種多様なものを設置する予定だったから、しっかり基礎固めしていたのでしょうね。
液状化という問題が 広く知られるようになつたのは 新潟地震から
何十年 前のことだろう
じゅうぶんな対応ができていないということですね
こんなに時間過ぎてるのに
商業地の方が、、しっかりしてるってことですかね?
住宅地の方が、、安全基準がしっかりしてないと、いけないと思うんですけど、、、
水を吐き出すなどの処置がされてる埋立地の
被害は少なかったと有りました。
ディズニーランドは、地下何メートルも掘り下げて工事してあって、地盤が固いんですよね。
浦安市の問題は今なお深刻です。
早く解決してほしい。