東電の工程表は楽観的過ぎる
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- 2011/04/18 00:55:56
東京電力が福島第一原発の事故終息の「行程表」を発表した。
政府の閣僚たちはこれで一安心みたいな反応を見せているが、事態を楽観視し過ぎてはいないか?
十把一絡げに「放射能汚染」と言っているが、原発の敷地内部と避難対象地域では汚染の原因が全く違うという事をちゃんと理解しているのだろうか?
原発の内部で起こっている放射能汚染は原子炉から漏れ出した放射性物質である。
少なくとも2号炉は、燃料棒に直接触れた水が外へ漏れだした。つまり、一番内側の格納容器かそれと直接つながってるパイプに穴が開いているという事だ。
だから放射性ヨウ素が検出された時に大騒ぎになったのだが、いつの間にかヨウド剤がどうのこうのという話にすり替わってしまった。
本当に重大なのは、放射性ヨウ素は原子炉内部の燃料棒が溶けて外へ漏れ出していなければあんなに大量に検出されないはず、という点だったのである。
だから放射性ヨウ素が大量に検出され、さらに遠く茨城県の畑で見つかったという事は、4基の原子炉のうち最低一つは、、燃料棒の中身が外部に漏れ出すほどの損傷を受けている、という事を意味したのだ。
海に放出した汚染水に含まれていた放射性物質も、この炉心から漏れ出した物だろう。
まあ、起きてしまった事は仕方ないし、その穴をふさぐ作業はもう検討しているらしいから、そこは東電にがんばってくれ、と言っておくに留めよう。
だが、避難地域、特に飯舘村で起きている放射能汚染は様相が全然違う。
30キロ圏内やその外の飯舘村になぜ避難が必要な程の放射能汚染が起きたのか?
2号炉の部分的破損だけなら、それほど大量の放射性物質があんなに遠くまで届くとは思えない。
避難地域の放射性物質の大部分は使用済み核燃料由来である可能性がある。
エネルギーを吐き出したウラニウム235は原子核が二つに割れて二個の別な元素に「変身」する。
変身してセーラームーンか仮面ライダーになるのならいいのだが、実際には放射性ヨウ素、放射性セシウム、放射性ストロンチウムなどの元素になってしまう。
そしてこれは広島、長崎で原爆が爆発した後に「黒い雨」として降り注いだ「死の灰」と同じ物質なのである。
広島、長崎では爆発では運よく助かったのに、その後にこの死の灰を浴びて急性放射線障害で命を落とした人、生き延びてもいわゆる「原爆病」に苦しんだ人が多く出た。
使用済み核燃料はこの死の灰の塊のような物である。
水の循環が事故がストップして高温の使用済み燃料棒が溶けてこの死の灰が貯蔵プールの水に溶けだし、そして水素ガス爆発で上空に吹き飛ばされた。
そう考えないと飯舘村にまで大量の死の灰が飛んだ事の説明がつかない。
気流と地形の関係で、飯舘村に死の灰である放射性物質が集中豪雨のように降り注いでしまったのだろう。
問題は福島原発の周辺が、こう言っては失礼だが、田舎で農業地帯が多い事である。
当然土が露出している地面が大半を占める地域のはずだ。
その上に肉眼では見えない微小な放射性元素の粒子がばらまかれ地表に降り積もった。
その上に恒常的に居住するのが危険な程の量の放射性元素が、である。
さらに現地では事故後雪や雨が何度も降っている。
その大量の放射性元素は雨水と一緒に地面にしみ込んでしまったはずだ。
だから飯舘村を含む避難地域の地面は、程度の差はあれ、「放射性元素のカーペット」みたいな状態になっている。
つまりその地域の地面に立っていると足の下から主にガンマー線という人体に有害な放射線が絶えず放出されているわけだ。
この汚染された土をどうやって浄化するのか?
今日の東電の記者会見はこの「どうやって」に全く言及していない。
まさかイスカンダル星から放射能除去装置を輸入します、というわけじゃあるまい。
それを言わないで避難地域の汚染を9か月後までには何とかします、と言われても安心できるはずがない。
唯一の方法は汚染された地域の地面の表土を全部入れ替える事だ。
これはチェルノブイリ原発の周辺地域でも実際行われた方法で、放射性物質がしみ込んだ地面の土を深さ数十センチぐらいまで全部掘り出して、汚染のない地域から運んできた土と入れ替えるのだ。
福島第一原発内部での放射能漏れが止まっても、既に周辺地域の地面に降り注いで奥までしみ込んでしまった放射性元素が消えてなくなるわけでは決してない。
その放射性物質は地面の中に残り続ける。セシウムの場合、半減期は約30年。
つまり30年経って、やっと放射線のレベルが今の半分になる。
半径30キロとしても、放射能で汚染された地面の面積は約50平方キロメートル。
そんな広大な面積の表土を総とっかえする。
そんな事が6か月や9か月で可能なのか?
仮に可能として、でははぎ取ったその土、大量の放射性元素を含んだ膨大な量の土をどこへ持っていく?
この東電の行程表、なにか政治的ショーだったような気がしてしょうがない。
ナカナカ考えさせられましたよ。
とても人が立ちいって作業できる環境ではありませんね。。
放射線は当たり前だけど、湿度が~98%って。。。
希望的憶測でしょう。
数年前の正常な発電所内部の映像もありましたが
思ったのは、
ひどくチャチに見えたこと。。
40年前の施設ですもんね。。
これを忘れてはなりません。
こんな施設を放置していたのかと。。
そして今更ながら、
誘致地区は原発維持を支援し続ける
苦渋の選択かもしれませんが
次の次の世代に責任を持って手渡せることができるのか
それを考えると、人の意識に震撼する日々です。
6~9カ月かかるなら6月で何で幹部辞めるのかな。まあ、いても役立たずは明らかだけど。
原発事故は怖いけれど、それに対応するにんげんが権限と力は持っていても、正しい判断能力を
持っていないとしたら、それの方がもと怖いことですね。
ただ、今回の発表は希望的観測がいくらか混じっているように思われます。
あの圏域の人がしばらく立ち入りできないような最悪の状態であったときを想定すると、経営がたちゆかなくなるのかも。
実行する段階で不都合も出てくるでしょうが、それは適宜修正すればよいというスタンスなのでしょうが、私達からすれば「大丈夫かな」とも思ってしまいます。
工程表通りに出来るなんて作成者もハナから思ってませんよ。
1ヵ月前に、廃炉前提の対応が必要だったのに・・・><
何考えてるんでしょうかね。東京電力の幹部は、バカばかりですよ。
おまけに、6月の株主総会では、退陣するとか言ってる、、逃げてるだけじゃないでしょうか?
不和詠人さんの、小説
見ましたwww
なんか、
はじめの方(第一章かな?)
しか、見てないけど、
あんずは、沖縄に住んでいるのに、
全然、尼とか、そういうの、
分かんなかった←
もうちょい、
勉強しないとwww
でも、
プロみたいな感じで(文章が)
下手な小説家より、
全然うまかった(おいっ”)
もっと、見たかった・・・
時間の都合上、
これだけしか見れなかった”
こんど、また見ます!
伝わって来ない、、てか、、誠意が、、感じられない。。。
本当の事を解ってないのか??解っててまだ隠してるのか?
アメリカもイギリスもロシアも、、今まで原発事故を起こしているが、、政府の住民への対応は、酷い物だ。
1990年に出版された 広河隆一さんの 核の大地 講談社 ここにも、、福島原発の写真が出ている。。
政府は楽観視しすぎているのか、真実を隠している気がしてなりません
広島の原爆という事実をいまいかしているのかそれも不安に思えます
「ガイガーカウンター」
どういう、原理で測る仕組みのか知らないが
プルトニウムは、食わない。
(つまり、ガイガーカウンターで、プルトニウムは計測不能。
そして、西日本にもプルトニウムは飛んでると思う。)
ヨウ素・セシウムは人体の必須元素でもあり
「直ちに」生態濃縮が始まる。
ストロンチウムは、牛より馬の骨に「直ちに」蓄積しやすい。
プルトニウムは、66年前まで、地球上に存在していない。
「直ちに」人体への健康被害の因果関係が原因不明になります。
地上に降り積もった放射性物質も、
放っておけばどんどん広がる・・・。
(福島だけの問題じゃなくなる)
今、必要なのは、専門家以外の罪の無い人達が
又、ふるさとに戻って、住めるようになるまでの間の「疎開」
(+首都の隔離。あんな政府はもう必要ない)
http://www.youtube.com/watch?v=z4NhPvL4cYY