ソンブルフォレボアにある僕の屋敷を後にして、
お化け屋敷にはうってつけの建物に悟達と共に向かった。

～建物前～
ア「ここが、お化け屋敷だよ。昔は教会だったようだけど・・・」
悟「へぇー。ずいぶん古い教会だな。こんな所に棲むお化けってよほどバカか悪趣味だろ～」
このままでは、話が進みそうにないのでご主人様は玲治と悟を連れて行った。
最初に入ると、妖精が１匹いた。
＊「不審者発見、不審者発見！ただちに消去！」
悟は、あまりにも妖精がうるさく飛び回るからむかついて、鬼火を出した。
すると、妖精は水になった。まるで、水素のようだ。（って、先じゃなかった、ご主人様がそのように設定されたけどね。）
ア「何だ、正体ってあっけないものなんだな」
玲「幽霊の正体見たり枯れ尾花っていって、実体を見たら案外、平凡な物だね～。」
このような調子で、２番目・３番目・４番目・・・と進んでいき

そして、４７番目の部屋についた。
それは、今まで見た中ではかなり広くて銀色に輝いていた。
悟「なんだこりゃ、何にもなくて無駄に広い！」
玲「そうだねー。何もないから戻ろう・・・って、あれ、扉が開かないよ～」（泣）
ア「開いたら逃げられちゃうではないか。」
悟「どうゆう意味だ？」
丸「僕の変装、見破られへんかった様やね。僕やで？」
丸里先生は、変装を解いて彼等に姿を見せた。
昔から・・・在校していた時からお得意なんだよねー。急に変装を解いて驚かせるの・・・
悟「・・犯人は、お前だったのか。・・・なら、合格条件とやらを出してくれ。」
玲「悟、先生には敬語を使いなよ。かなり失礼だよ？」
ご主人・・・いや、丸里先生は私も脅えさせた恐怖の笑みを浮かべながら悟達に近づいて悟達の目の前に剣を床に刺してこう言った。
丸「君達をなんのために人間の姿にさせたか知ってる？」
玲治は、丸里先生の言葉に体を震わせた。
どうやら昔の私のように感づいたのだろう、剣術でやり合うために姿を自動的に変えた事を・・・
そして、玲治に自分の考えをこっそり悟に教えると、悟は張り切ってその剣を引き抜いて剣をかまえた。
丸「君は、冷ちゃんと違って勇敢なんやな。」
悟「家主が、気持ちで相手に負けちゃダメ。逆に気持ちで相手を威圧してあげなさい。って言ってたから」
それは、丸里先生に言われた言葉だ。悟達と同じようにお化けの国へ行った時に
私は、１年だけ部活で剣道をしているが未だに彼に剣を交えようと思えない。
丸里先生は、笑みを崩すことなく勝負を始めた。玲治は怖がってドアの近くに避難した。

しばらくして、
悟は剣の技術が少ししかない為、法術（魔法のような術のこと）や悟を改造した功徳林さんにセットされたワオンボイスを用いているが、丸里先生の呼吸を乱させることはなかった。
丸「残念やなー。おおざっぱに剣を振れば僕を倒せると思われているなんて・・・そろそろ終いにしようやないの。」
大きく振り上げて悟の頭に目掛けて振った。
すると、本来なら斬られて昇天されるのが斬られても無傷だった。
私が塗ったあのクリームが効いてくれてよかった～。
驚いている先生の剣を叩き付けて剣を弾いて、彼の２つの糸目の間に剣を向けた。
丸「合格や。いやー冷ちゃんに君の爪の垢を煎じて飲ましたいぐらいやわ～」
玲「す、すごいよ、悟！！」
丸里先生の言葉にちょっとカチンと来たけど、悟達は合格した。

後は、
①星空の世界
②おもちゃの世界
を読者の選択によって行くことになるね。
と言う訳で、読者の皆さん！コメント欄に①、②のどちらかをお選び下さい。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　担当　丸里銀　　担当代理　七川冷