7月自作小説倶楽部 お化けと指切り
- カテゴリ:自作小説
- 2011/07/09 10:24:27
正義感の強い(?)りか子は夜中に両親が寝静まった隙にそおっと家を出て森へ行った。
森に行ったのは、昔お母さんが「夜の森はお化けが出てくる」と言う言葉を思い出し、お化け達にみんなを驚かせるのをやめてもらうようにお願いする為だ。
りか子は、森に着いた。昼間とは違う景色に脅えながら彼女なりの勇気を振り絞ってお化け探しを始めた。
そんな事をつゆ知らず、お化け達はと言うと・・・
*「本日、OO家に放火した犯人が捕まりました・・・」
雷を起こすので有名な雷じじぃの雷を使ってテレビのニュースを見ていた。
化A「怖いわ~、でもようやく捕まってくれて安心だわ~」
化B「てか、何故悪事をはたらいてでも有名になろうとするのかマジ不明だし~」
雷「人間は理由があれば強盗や殺人、そして放火などと好きにやってもいいと勘違いしておるかもしれん」
と、男女のお化け達と雷じじぃが話し合うと草むらから音がしたかと思うとひょっこりと出てきた。
出てきたのは、・・お化け探しをしていたりか子である。
りか子は2匹のお化けと雷じじぃを、女子のお化けはりか子をみるなり悲鳴をあげて木にしがみついて互いを涙目で見つめ合った。
雷「これこれ無意味に互いを怖がるな。・・ところで、お嬢ちゃんは何しにここに来たのかな?」
雷じじぃの質問にりか子は木にしがみついたまま「驚かせるのをやめるようにお願いしに来た。」と言った。
すると、男子のお化けはその言葉に乱暴な口調でこう言った。
化B「無理だぜ。人間が悪い事をしているのにお化けが驚かせるのをやめる訳ねぇだろ!!」
りか子は、その言葉に泣き出した。
雷じじぃは泣きやませるために頭を絞ってこう言った。
雷「なら、お嬢ちゃんが人間が悪い事をするのをやめてくれたらやめよう。ほれ、指切り」
雷じじぃとりか子は指切りをした。
あれから16年後、りか子は市民の安全を守る警察官になっていた。
昔の約束・・・いや、条件をなかなか果たせないけど努力していた。
果たしてお化けが驚かせに来るのをやめてくれる日が来るのだろうか
〈完〉
今日は、初☆課金しようと思います♡
課金者さん、初課金は何円でしたか?
非課金者さん、何円課金したいですか?
stpぽちり。
明日からは夏休み!!
ニコタのIN率増えると思うんで、ヨロシクお願いします。
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今回は道徳的なお話でしたね。
なんか、けっこう幅広く、いろんなジャンルに研鑽を広げてる感じですね。
がんばれ、受験生!!
是非ともりか子には頑張って欲しい♪
もいさんが入会されました。よろしくお願いいたします。
お化け達の聞けばもっともな理屈が皮肉を含んでいて面白いです。
りか子を驚かすのではなく悪い人を驚かしに行くようにお願いするというのはアリかな…?
きっと若い子なのね?しゃべり方が・・w
りか子は、警察官になる道を選んだのね^^
教育者でも、政治家でもいいわね!
誰もが出来る小さな正義や親切を実践する、普通のお母さんでもいいわね♪
機会があればレンタルショップ、図書館DVDを利用してご覧になるといいでしょう。
そして、りか子の純粋な気持ちも伝わってきました。(誰のためにではなく、人間全体のために森へ行ったことに・・・
「りか子は幼い子供なので絶対に理解できませんよ」と言っておきました。
お化け達が驚かせに来るのをやめるのをお願いする為に、夜中にこっそり家でして森に入った事が正義感あるのか
また、りか子がいくつなのかは想像にお任せします!