Nicotto Town



スパークリング日本酒

飲んで食べて被災地復興支援という事で、「すず音」という宮城県の酒を飲んできたところである。
宮城県大崎市にある「一の蔵」という酒蔵の製品なのだが、なんとスパークリングの日本酒なのである。

300mlの瓶で買ったのだが、本来は栓を開ける前に瓶を横にして転がして中身を混ぜるらしい。
だが、そうとは知らなかったのでそのまま開けて注いでみたら、透明な上澄みの部分だけを最初飲むことになった。

しかし、いや旨いのである。知らない人に「スパークリングワイン」と言って出したら気づかないかもしれない。
その後やや白みがかった底の方にたまった部分を飲んだら、確かに日本酒の風味がした。

スパークリングワインはもう日本では珍しくもない。
フランスのシャンパーニュ地方で造られる物を「シャンパン」と呼ぶが、それ以外の地方や国でもスパークリングワインは手ごろな値段の物が造られていて日本にも輸入されている。
だから発泡性の醸造酒という手法自体は、新しいわけではない。

ただそれを日本酒でやったという、そのアイディアはすごい。コロンブスの卵というやつだ。
「すず音」が日本で初なのか、唯一なのかどうかは分からないが、日本酒の国内消費が減る一方の昨今、特に女性にうけそうな製品である。

これは輸出にもいけるのではないかと思う。
ここ数年、欧米や中国の大都市部でも日本食は大人気である。
原発事故で日本産の食品は敬遠されているが、日本食そのものの人気が落ちているわけではないだろう。

外国で本格的な日本食を楽しむ場合、酒を何にするかは結構頭を悩ませる問題であるらしい。
欧米ではワインを合わせる事が多いようだが、やはり日本食に一番合うのは日本酒だと思う。
だが、従来の日本酒は糖度が高く、いまひとつ欧米人や中国人の口には合わなかったらしい。

しかしすず音はスパークリングワインに近い味なので、欧米人や中国人にも受け入れられそうな気がする。
かつ日本酒には違いないので、日本食にはワインより合うはずだ。

大崎市は津波で壊滅的な被害を受けた石巻市の北北西数十キロの内陸にある。
津波の被害は免れたようだから、すず音をどんどん造り続けて欲しいものだ。
もし外国で日本食の友としてうけたら、東北産の輸出品が増える事になる。

日本でも、まだ試した事のない女性は是非一度お勧めである。
アルコール度は日本酒としても低いし、さわやかな味なので、あまりお酒に強くない女性でもいけるはずだ。

震災は悲劇だったが、これをきっかけに東北産の新しい発見があれば、長い目で見て東北の経済的発展、自立につながり得るのではないだろうか?

アバター
2011/07/14 00:52
日本酒はそもそも度数がビールよりも高いし、発泡系はお腹にくるので飲み屋では嫌がることがあるんじゃないかと思いましたが、軽いのならありかもしれませんね。

私は泡があるないよりも醸造用アルコールを添加している日本酒は勘弁・・・
丁寧に作っているところが混ぜていたら「もったいない」と思ってしまいます。
アバター
2011/07/13 17:56
300mlで売ってるなら量もお手ごろですね。ひとりではちょっと無理でもふたりならいけそうです。
アバター
2011/07/13 06:12
過去にも、この手の日本酒が出ていたのですが、日本酒の独特の風味に消されてしまうことが
多いのでなかなか成功しなかった様です。
すず音は辛口ベースのほのかな甘みの日本酒で、炭酸との相性がいいですね。

ヒットの予感です。

スパークリング日本酒は、どちらかというと濁酒に近いかもしれません。
上手な人の濁酒は同じようなさわやかさがあります。
アバター
2011/07/13 02:22
日本酒ハイボールはイマイチでしたが
スパークリング日本酒は初めて聞きます。
ぜひ飲んでみたいです。
貴重な情報ありがとう。
アバター
2011/07/12 22:33
すず音、大好きです。
宮城のお酒だとは知りませんでした←




Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.