Nicotto Town



四郎はそちらにいませんか? 2話目


翌日、れおは働いている喫茶店が定休日で休みだった為、買い物から帰ってくるとれおと四郎の部屋から声がした。
「行く前にTVは消したし、四郎がおるすばんしているけど一応鍵をかけたから入れないはずだけどな~」
と、不思議に思ったれおはおそるおそる部屋に入ると四郎以外のてるてる坊主が2個四郎の側にあった。
「お帰りなさいませ、文月の兄貴!」
「た、ただいま・・・。なぁ、このてるてる坊主達は四郎の友達なのか、四郎?」
「あ、こいつらは・・・」
「初めまして、文月の兄貴!拙者は犬木風助と申す。親分と文月の兄貴を尊敬しているのでよろしく!」
「で、僕が雨風空です。犬木より親分と文月の兄貴を尊敬しているのでよろしく!」
と、四郎が紹介してくれる前に
小さな木の棒をチョンマゲのように頭に付けているてるてる坊主と、テッシュで作ったマントをはおるてるてる坊主はれおに自己紹介したけど
「なんだと、雨風!拙者の方がお二方を尊敬しているのに決まっているだろ!」
「馬鹿だね、犬木。君は野蛮だからそんな資格はある訳無いだろ。」
風助と空がけんかし始めようとするので四郎はきれて注意した。
「風助、空。けんかするならここから出て行け!今なら、雷がけんかを制止してくれるようだしな」
四郎が怒ったせいか、雷が来夢荘の近くに落ちてきた。
慌てて風助と空が頭を下げて謝ると四郎は雷がぴたりと止んだ。怒りを静めたようだ。
「まぁ、風助と空は俺にとっては血気盛んな弟のようなものだ。れお。」
四郎は風助と空の行動に呆れながられおに説明してあげると
れおは、四郎の力に驚いて呆然になっていたのを正気に戻り、たまたま安かったから買ったりんごジュースを四郎達に注いであげた。

れおは、風助達が話す気分によって天候を操るので他のてるてる坊主に不良扱いされているけど自分達は神のように尊敬している事や早く四郎のようになりたい事を相づちを打ちながら聞いていた。

夕方になると、風助達は家に帰っていった。

どうして、四郎は天候を操れて人間に言葉を話せるてるてる坊主なのかは気になるけど・・・とりあえず続きで!

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2011/09/21 05:50
★ドリィムさんへ
ニコッとでは絵をのせる事は出来ませんからね~(笑)

スイーツマンさんへ
笑えると聞けて嬉しい限りです。

みはるさんへ
風助と空も四郎にとっては弟のようなものだからでしょう(笑)
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2011/09/21 05:33
おっさん風に会話をするテルテル坊主がいて、
神通力という設定は笑えます
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2011/09/21 00:40
(・_・)<ん~~四郎の力は絶大ですね!雷神級です!
3人のてるてる坊主が並んだ挿絵でもあればいいのに・・・
(^^;<あまりにも奇想天外な展開なので頭の中に絵が浮かびませんw
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2011/09/20 07:57
舎弟さんたちの登場ですね。

夕方、ちゃんとおうちに帰るところが可愛いです。^^



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