Nicotto Town



四郎はそちらにいませんか? 4話目


風助の弟が雨乞いと台風をおまじないを間違えてしまったのを四郎が助けてから何ヶ月も経つと四郎は不良扱いから天気を操って他のテルテル坊主を助ける英雄扱いの日々を過ごしていた。
そんなある日、れおが仕事から帰ってくると、
四郎が小さな草の冠をかぶって赤いフェルトの布で作られた服を着ていた。
「四郎、ただいま~。・・・どうしたの、その服装?」
「お帰り、れお。これらは神になった時に着ようと手先が器用な空が作ってくれた服だ。」
四郎の言葉にれおは驚かずにはいられなかった。
「紙になるって四郎が!?テッシュで出来た体を紙として活躍するつもりなのか」?」
「俺をちり紙交換する気かよ!そうじゃなくて俺が神様になるんだよ。とは言っても。正式には神になる為の受験資格を得られたというべきだな。」
四郎はれおのさりげないボケをつっこみつつ事実を告げた。
「・・・受験したいとどこかに申し込んだの?」
「いや、昼寝から覚めたら神になるための試験案内の手紙が来たんだよ。」
四郎から渡された手紙を読むと確かに試験案内の手紙だった。
「              酒田四郎殿
拝啓 爽やかな風と光が夏の間近いことを告げているようです。お変わりございますか。長い挨拶文はそれぐらいにして本題に入ろう。
手紙を送ったのは他でもない。酒田四郎、天気を司るファルトとけんかした時に出た血を舐めて地獄でさんざん天候を操って困らした為、下界へ送ったのは覚えているだろう。だが、最近ではそれを償うように他のテルテル坊主を助けているとの情報を耳にしたのだ。だから、やる気があるのなら750代目の天気を司る神をなるために試験を受けてくれないか。返事を待っている。敬具
                             全知全能の神 ゼウス」
れおは、手紙から目をそらさずに四郎に尋ねた。
「四郎・・・そんな事をやっていたの?」
れおは、手紙に書いていた衝撃的な文章を信じられなかった為おそるおそる四郎に尋ねた。
「あぁ、その後に俺を作った瞬三郎と重信に会って2人に酒田四郎と名付けられた。後、試験日は3週間後にやるそうだ。」
シリアスに語る四郎の顔に哀愁を漂わせていた。
「へぇ~。あ、なら今日は罪を許してくれた日を記念してとことん飲もう!よし、大家さんも誘ってさ。」
四郎が答える前にれおは大家さんの所へ行って簡潔に今までの出来事話を話した。
「へぇ~。そりゃまた急な事だね。よし、私も参加しよう。」

その日の夜は、四郎を肴に飲み会を始めていた。

3週間後には何があるやら
続きに託してみようと思う。




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2011/10/11 14:14
四郎、1から6まで読ませて頂きました。
てるてる坊主が飲み物を飲むと、身体がべたべたになってしまうんでしょうか…w
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2011/10/03 19:12
うnめちゃくちゃ元気だった
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2011/09/27 23:30
こんばんは、夜分遅くに失礼いたします。
『自作小説倶楽部』より連絡です。やあ さんが入会されました。よろしくお願いします。


ゼウスさま…全知全能の神なのに手紙の書き方がとっても丁寧。
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2011/09/27 22:28
神様になるって試験があるのか・・・
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2011/09/27 21:15
Oh, my god!
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2011/09/27 00:41
(・_・)<四郎って元々は天界にいたのですか?!
罰として人間界にいたのですねー!
一体どんな試験なのでしょう♪
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2011/09/26 22:11
どんな試験なのでしょう
ゼウスの出題だと過酷そう…。



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