四十肩・五十肩予防
- カテゴリ:美容/健康
- 2011/10/05 09:18:36
四十肩と言っても、40歳になったら発症するという訳じゃなくて、「始終(しじゅう)」痛いので「しじゅう肩」と、言われ始め、いつのまにか「四十肩」となったようです。
五十肩というと、四十肩より、もっと痛いから、10足して「五十肩」だと、冗談から始まった言葉のようです。
ともかく、年齢にかかわらず、始終痛みがあるのが四十肩で、痛みで腕が上がらなくなったのが五十肩と・・・
なんて、名前なんてどうでもいいんですよ!
問題、これらが、一旦発症すると、なかなか治らないってことです。
レントゲンで撮ると、白く写るので、「石灰化してますね」なんていう先生もいて、「げ!肩が石になっちゃうんだ!」なんて誤解もあるようです。
四十肩・五十肩は、簡単に言うと、肩の周りの炎症です。
だから、冷やせば治ります・・・・とは行きません。
原因を改善しないと、治らないのが厄介な点です。
それでは、その原因とわ?
そもそも、肩関節というのは可動範囲がとっても大きい。
x軸から見ると、頭の上の内側から下まで200度ぐらい
y軸から見ると胸の内側から外まで100度ぐらい
z軸から見ると上から下まで180度ぐらいもの可動域があります。
膝や肘など、他の関節は靭帯で外れないように安定化してありますが、伸縮性の無い靭帯では、これほどの可動範囲は確保できないのです。
そこで、登場したのが、筋肉です。
主に、棘上筋、棘下筋、肩甲下筋などの筋肉が、上腕骨を肩甲骨のソケットに引っ張りこんで安定させてくれています。
ところが、これらの筋肉の力にアンバランスが生じると、肩関節が不安定になり、肩関節の収まりが悪くなって、腕を動かしたときに、どこかを咬む・・・・ということがおこり、そこで炎症を生じるのです。
ですから、対策はこれらの筋肉のコンディショニングを行えば良いということになります。
どのような運動を行えば良いかについては、インターネットで「インナーマッスル」で検索すれば、動画付きの説明があちこちにあるので、そちらを参考にしてください。
ウチの治療院では
上腕骨を肩甲骨に押し込む施術を行い
状態が酷いようでしたら、アイシングを行い
インナーマッスルで弱っている筋肉を調べ
その筋肉の成長を促す運動を指導しています。
が、筋肉の成長って・・・時間がかかる・・・日数がかかるんですよね。
だから、発症しないように、予防して欲しいという訳です。
インナーマッスルのコンディショニングのための運動というのは、腕を大きく上げたりしないので、四十肩・五十肩になった後でも可能ですし、効果があるので、痛くなった人に紹介してあげれば、痛みも取れるでしょう。
もちろん、日数はかかりますけどね。
インナーマッスルのコンディショニングの運動方法は、最近では、かなりポピュラーになっていまして、高校の野球部の子たちは必ずと言ってよいほど取り入れていますし、水泳部の子たちも、やっていましたね。
運動用のゴムチューブを買ってきたら、運動方法の解説にも載っていました。
参考資料はいろいろあるようなので、そちらも参考にしてください。
できれば、痛くならないうちがよいかと思います。
スポーツをしているときは、先生に言われてインナーマッスルのコンディショニングをしていても、部活を引退してからはやらないので、四十肩・五十肩になることが多いようです。
引退後10年経つと、そろそろヤバイですよ。
始終痛いから、しじゅう肩…なるほど~と納得です。
もっと酷いから、ごじゅう肩…日本人てホント言葉遊びが好きですね♪
筋肉が弱ると痛みが出てくるなんて、なんだか目からウロコです☆
それにしても、始終痛いから「しじゅう肩」だったとは・・・やっぱりかー! て感じですが。「九里(くり)より美味い十三里」のノリですね~。日本語ってオモシロイ・・・^ ^;
まだ経験はないけど。。。 今後のために調べておかなきゃ!