12月自作小説倶楽部 ~クリスマスの労働者~
- カテゴリ:自作小説
- 2011/11/22 06:26:00
儂は、サンタクロース271号じゃ。
隣にいるトナカイのブランと共にケーキの上に乗っている。
何故、ケーキの上にサンタクロースやトナカイの人形になりきっているかというと、
子供達が何人いてよい子で居たか、
また欲しい物やクリスマスツリーの位置が分かり、
音も無くクリスマスツリーの下にプレゼントが置けるからじゃ。
厳重な警備に悪戦苦闘しなくて済むのもよい。
例え、危険手当がもらえなくなってしまっても。
さて、誰もリビングにいないか確認したら
本物のサンタに戻り、クリスマスツリーの下に
プレゼントを置こうとしたら…
ない、三男のプレゼントがない…
このままでは、良い子にする事の喜びを感じなくなってしまう。
そんな事は絶対に避けたい。
そこで、ブランに命令して携帯電話を持ってきてもらい
それで、同僚の261号に連絡して協力してもらう事にした。
「まったく、何しているのじゃ、271号~。主任に怒られるぞ。」
と、261号は言いながらもクリスマスツリーに飾られている星から現れて
プレゼントを持ってきてくれたので事なきを得たかと思ったが、
突然、主任から儂の携帯電話にかけてきた。
「Hellow,This is SantClous No,1.Is this No,271?」
(もしもし、私はサンタクロース1号だ。こちらは271号で合っているな?)
「Yes,it is.」
(はい、そうです。)
英語しかうまく話せない主任は、相手が儂であると確認してから本題に入った。
「By the way,Aren`t you fogetting something? 」
(ところで、何か忘れていないか?)
その一言から、主任は儂の失敗を知っておられるとわかった。
英語で「戻ってきたら儂の部屋にあるプレゼントを取りに来い」と言って電話をお切りになった。
主任の事だから、絶対に減給は言い渡すだろうな。そのプレゼントをもらう前に…
けれど、例え元々雀の涙ぐらいの給料から減給されたとしても
儂等サンタを待ってくれる純粋な子供達がプレゼントに喜ぶ顔で
不満などいとも簡単に吹き飛ばしてくれるから仕事を辞められん。
子供達よ、来年も良い子でいるのじゃぞ。
実は働くサンタのコメディを書きかけていました!
途中まででクリスマスになってしまったので、続きは来年ですけどねw
なんか、とっても参考になりました^0^
ケーキの上のサンタが実は本物ってのがすごい発想ですね!
警備が厳しい家をケーキの上なら誰にも怪しまれる事もなく入れるのでちょうど良いと思って
主任か職員の誰かが提案された物かもしれませんね(笑)
隠密というか、スパイのような高度なテクでプレゼントを配る、会社員サンタ、魅力的です。
信じているのでしたらよかったです(笑)
私はまだまだ存在を信じてますw
私もサンタの正体がどうあれ
プレゼントがもらえれば嬉しいと思ってましたよ。
話かと思っていたら、ほのぼのとした感じの心温まる話でした。
僕の場合は、サンタの正体はわかってましたが、それでも
この夜はとても楽しみにしていました。
サンタクロースは、案外薄給なのかなと思い、書いてみました。
それと、” サンタは薄給の業務 ”・・・というところにインパクトを受けました!(^0^)www
確かに言われてみると、全世界の父親のようですね(笑)
なんだか 世のお父様のようで、可笑しくもあり切なくもあり。
とても楽しく読ませていただきました♪
成長するにつれて現実を見て体験してきたからだと思います。
まゆさんへ
サンタってこんなに大変だと思います。
本当に存在しているのかは分かりませんが
何となくかなり現実ばかりにとらわれる、ただの人になってきてしまった気がする・・・・
速いですね!
サンタさんはNPO法人の職員みたいに大変そうですね。
よい子にならないとバチがあたるぞ~。
懸命にやってみたけど
ちょっと無理でした。
自分はどうだったかな?今でも信じてる人です(苦笑)
コメント、感謝します。サンタクロースに関する本を読んでサンタも大変だなと思って書きました。
追伸
みなさんは、サンタクロースの存在はいつまで信じてましたか?
後、
この作品は、授業中に「サンタの正体を母に尋ねた事があったな~」
と思い出した事が元で創った作品です。
労働者も楽じゃないという事ですね
稿了宣言伝言板
しばしお待ちを