缶詰バーなる店
- カテゴリ:日記
- 2011/12/20 21:03:20
東京浅草の近くで面白いバーを見つけた。
「mr. kanso」という店なのだが、何が面白いのかというと「缶詰バー」なのだ。
つまみは全て缶詰で店の棚に並べてあり、客は好きな缶詰を選んで電子レンジでチンしてもらって食べるというわけだ。
大半は日本の缶詰だったが、全部で200種類ぐらいあるそうだ。
それでも開店して一カ月ほどなので「まだ少ない」のだそうだ。
5,6種類だが外国の缶詰も置いてある。
我輩はイカとサバのぶつ切りを煮込んだ缶詰を試してみた。
フィリピンの缶詰で、スパイスは効いているのだが味付けに妙に馴染みがある。
缶のラベルを見たら「soy sauce」とあった。日本の醤油である。
醤油が世界的に人気になっているという話は聞いていたが、それを実感させられる一品であった。
なぜ缶詰なのかというと、仕入れた食品にロスが生じないのが一番の理由だそうだ。
確かに缶詰なら売れなくても半年、一年ぐらいそのまま置いておける。
店のスタッフもレンジでチンするだけなので調理師免許も要らない。
発祥は大阪だそうで、この店はその東京店である。
なるほど、確かに大阪人が考えそうな事だ。
コストが低い分、飲み物も格安。
缶詰は安い物で200円、高い物でも千円はしない。
酒も珍しい物を置いていた。
ボルス(Bols)というライチから造ったリキュールがあった。
楊貴妃が愛したあの果物である。
では中国製?と思いきや原産国はなぜかオランダだった。
この店、花川戸という、観光スポットである浅草寺界隈から少し奥まった、さびれた場所にあるので観光客は見つけにくいだろうが、缶詰のバリエーションが増えたら知る人ぞ知る名物スポットになるかもしれない。
ちなみに店名の「kanso」とは「簡素」の意味なのかも知れない。
野菜が高くても 缶詰でどのくらいカバーできるのかとちょうどかんがえてました。
つまみ用は肉とか魚が多いだろうけど、行ってみたいです。
是非とも言ってみたいですなぁ
缶詰ということは保存もきくのでしょうか?
だとすれば食品に無駄もでず、コスト削減にもつながっているのか……
昔の事で詳しいことは覚えていませんが、缶ビールや缶チューハイなどの
缶詰アルコール飲料を飲ませるお店がありました。つまみは何だったか思い出せません。
ふらっと立ち寄ってお気に入りの缶詰を傍らにちょっと一杯。
廃棄食材のコストを料金に上乗せされないのも消費者目線としてよいかも。
手に入りにくい人気の缶詰、珍しいお酒。
類似店舗ができるかもしれません。