昨日は整体師仲間の地区ごとの仲間の支部会に行ってきました。

そこで、一つ質問してみたんですよ。

最近、みんなは腰椎矯正で、どんな技術を使っているのかと。

修行時代は先輩先生のところで、インターンというか、お手伝いをしていたので、その先輩先生の技術は全部見ていたのですが、独立して開業してからは、自分の整体の仕事が忙しくて、先輩先生のところへ行かなくなったので、新しい技術の導入とかされているのかと思って、聞いてみたんです。

そうしたら、なにも変わっていませんでした。

まぁ、フライングボディドロップとか、バックブリーカーとかが導入されているとは思いませんでしたが（笑）

あいもかわらずジェネラルテクニックでした。

ジェネラルテクニックというのは、腰椎全体に回旋を入れて、歪がある場所は固くなる傾向があるので、歪んでいて固いところに力が集中するのを利用した技術なんですが・・・・あまり確実な矯正技術じゃないんですよ。

まぁ、どこかしら「ぽき」となるので、お客様からしてみれば、どこかを治してくれたと思わせることはできますが。

精度が低いんです。

わたしも3年くらい前までは、ジェネラルテクニックだけで矯正をしていたのですが、矯正をした後に触診をすると、治っていないところが結構ノコっていて、それで、スペシフィックテクニック・・・つまり治したいところを直接治すテクニックを使うようにしました。

技術も何回も、何百回も何千回も使わないと、上手にはなりません。

成功もしますが、失敗もあり、やがてスペシフィックテクニックだけでは治らないケースがあったので、ジェネラルテクニックを高精度にして併用するようになって、完成度を上げることができるようになりました。

ジェネラルテクニックも角度をコントロールすると、1個の椎骨を狙うことはできないまでも、数個の椎骨を狙うことはできるので、それを高精度と言っています。

それでは、なぜ、私以外の先生がジェネラルテクニックしか使わないのかというと、一個一個の椎骨の左右の歪を問題とせず、前後の歪だけを問題にしていることのようです。

前後の歪があると、椎骨が脊髄を圧迫する「テザリング」と呼ぶ状態が発生し、そこから下の神経に麻痺が起こります。
もちろん、これは治すべき症状ですが、お客様の症状を分析すると、そこから下全部が麻痺しているケースよりも、ある特定の椎骨の歪による症状のほうが多いんですよ。もちろん、こちらのほうが軽傷なわけですから、症例も多くなります。

それならば、症例の少ないテザリングに特化するより、より多くの症例に対応できるスペシフィックテクニックを使い、同時にジェネラルテクニックを併用したほうが、完全に近い施術ではないかと思うわけです。

では、なぜそれをしないのか。

恐らく、ここからは想像なのですが
失敗を恐れているのではないかと思います。
ジェネラルテクニックがドコカがポキっと言うのと違い、スペシフィックテクニックはピンポイントに加圧して矯正するので、失敗したとき、お客様にわかってしまうんです。

つまり、失敗したとお客様に思われてしまうので、それを恐れているのではないかと思うんです。

だから、ピンポイントの矯正を使う整体院は存在しないんではないかと思います。

あ、私だけはやっていますよ（笑）

追伸
久しぶり、去年の11/16ぶりの水平線から昇る朝日です。

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今回は11倍ズームだもんね。ウレピー！