屋根の棟が壊れた訳は・・・
- カテゴリ:仕事
- 2012/02/03 10:19:16
忘れ去られた被災地と言われる茨城県ですが、屋根がやられた家が多かったですね。
不思議なことに、屋根の平たい部分は無事なのに棟の部分の瓦を何段か積んである部分が崩れた家が多かったようで、いまだに、そこにブルーシートが被っている家が沢山あります。
屋根屋さんに聞いてみると、日立の屋根の棟の部分は、瓦を重ねるときに、外側の数センチだけは漆喰で固めているのですが、内側は土なんだそうです。
つまり、接着力は極めて低いということです。
これは、日立という地方が地震も少なく、しかも、台風の被害が非常に少ないという土地柄のせいのようですね。
台風は通常、台風の進行方向の右側の被害が大きく、左側は少ないのですが、台風の右側に日立が来るような場合は、台風は陸上を来なくてはならず、勢力が殺がれてしまうからなのです。
そんなわけで、屋根の棟にも強度を必要としていないので、高い漆喰をあまり使わないようにして、利益を稼いでいたようですね。
そのせいで、修理したときの廃材に土が大量にあったそうです。
北九州では、台風がビシバシくる土地なので、漆喰どころか接着剤を使い、しかも鉄心で強化しているらしいです。(笑)
現在、あちこちで屋根の修理が行われているようですが、やっぱり土を使っているのでしょうか?
修理を頼んでいる人には、わからないでしょうね(笑)
追伸
今朝の日の出、東の海上に雲が沢山あったので、なかなか出てきませんでした。
http://img.f.hatena.ne.jp/images/fotolife/p/poki2/20120203/20120203065208.jpg
それまで、大雨とか無ければいいのですが・・・
気が気でないでしょうね。(まじめ)
東海の震災でも揺れそうですから、しっかり修理してあげてほしいものです。
ある意味、その違いが面白い発見ですが。
それにしても、土でしたか。
今まではそれで問題なかったにせよ、
今後はわからないですからね。
またいつ来るかわからない災害に備えて、
屋根の修理が早く進めば良いですよね。
だけど、今修理してる所は、土じゃなく漆喰でしっかり直してほしいですよね。台風はともかく、地震はいつまた来るかもわからないし。阪神淡路大震災の時の被害は、西日本には大地震は起こらない、という思い込みから、建築物の耐震化がほとんどされていなかったために大きくなった、という話もありますし。
今回の大寒波に豪雪といい、ここ数年、想定外の自然災害、多いですね・・・どうなってるんでしょ><