Nicotto Town



「ラスト・ブラッド」の感想

香港とフランスの合作でハリウッドのプロダクションも多少関わっている作品らしい。

今日見て来たのだが、映像的には傑作であり、だからこそ日本では失敗作と評価されるような気がする。

2000年に日本製アニメ映画として作られた「Blood the Last Vampire」の実写版リメークなのだが、当時「アニメだから可能」な超人的なアクションを人間の役者であそこまで見事に再現した事はすごい。
いわゆるハリウッドのアクション大作に決してひけをとらない出来だろう。

舞台は1970年の日本、前半は東京内の米軍基地、後半は山奥の農村。
前半に出てくる当時の日本の下町や盛り場は細部に至るまで実に忠実に再現してある。看板や駅のポスターに至るまで本物の日本の風景を再現してあって、日本人が見ても全く違和感が無い。

主人公と数百年前の侍の時代劇がかった会話も自然。よくある中国あたりとごっちゃになった変なニッポンではなく、本物の日本である。この辺りは感心する。

だが、そもそもオリジナルのアニメを日本人でさえどれぐらい知っているだろうか?香港やフランスではそれほどに評価されている作品なのだろうか?

またストーリーをあそこまで原作アニメに忠実にする必要があったのか?という気もする。1970年である必然性がなぜあるのか?

セーラー服を着て日本刀を振り回すヒロインという設定は現在の日本を舞台にしても可能だし、米軍基地は今でも日本中にある。

原作アニメをそれだけ評価しているというのは日本人としてはうれしいが、「アニメを人間の役者でやっただけ」という感じがしないでもない。

実際、東京都心の映画館で日曜の午後に見たのだが、R15指定という事もあってか、客席はガラガラだった。
おそらく興行成績という点では日本国内では惨憺たる結果になるのではないか?
むしろ日本以外のアジアの国で受ける作品なのかもしれない。

ただチョン・ジヒョンのセーラー服姿は一見の価値がある。あの女優さん公称で28歳のはずだが、いくらメークの効果もあるとは言え、全くよく似合っていた。彼女のファンならそれだけでも見ておく価値はある。

アバター
2009/06/15 17:16
私は見てきました♪
実は原作アニメを元にして作られたブラッド+に興味は全くないのですが、
映画に小雪さんが悪役で出てると知って家族一丸となって見てきました♪
実は元のアニメを全く見ていなかったので、すんなり受け入れて見ることが出来ました(^v^
見ていた感想が映画「孔雀王」を思い出すなぁって感じのものでした。
主役の女の人が小雪さんに雰囲気が似ていて良かったです(^v^
セーラー服での戦闘は本当にステキでした!
アバター
2009/06/10 10:45
へ~CMでみたけど・・・

映画なんて全然みてないや・・・

「日本以外のアジアの国で受ける」か・・・分かる気がする。




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